Radical SR3 XX 軽量化とスズキ・パワーでさらに速く
イギリスのスポーツカーメーカー「Radical」が、「SR3 XX」というニューモデルを発表しました。
最新の電気的アーキテクチャーとスズキ製の新しいエンジンを搭載しています。
今回はRadical SR3 XXの概要をご覧ください。
Radical SR3 XXの概要
エクステリア
これまでのRadical車と同様にレーシングカーのような外観をしていますが、SR3 XXのエアロはかなり洗練されているようです。
3D形状のフロントスプリッターや、スリットの入ったリアウイング翼端板、大型のリアディフューザーなどは、かなり複雑な形状をしています。
インテリア
シンプルですが、ステアリングにデジタルディスプレイが搭載されています。
センターコンソールの方にはECUやデータ用のボタンが上部に、エンジンスターターボタンとヘッドライトのボタンは下部に配置されています。
シャシー
サスペンションはフルアジャスタブルのNik-Linkサスペンションです。
Nik-Linkはダンパーの上部がロッカーに接続されており、そのロッカーは屈曲したバーを介して逆側のロッカーと接続されているので、左右どちらかのサスペンションの動きが逆側にも伝わります。
屈曲したバーはスタビライザー(アンチロールバー)のような働きをするのですが、スタビライザーがねじれることによってロールを抑制するのに対し、Nik-Linkは逆側のサスペンションの動きを利用してロールを抑制します。
そしてNik-Linkの方がロッドエンドやリンケージの数を減らすことができるのだそうです。
ブレーキはフロントとリアに280φのディスクと4potキャリパーを装備しています。
また、パートナー企業のAiMテクノロジーが開発した新しいソリッド-ステート配電モジュールにより、配線の数をかなり減らせただけでなく、データの処理速度も大幅に向上したそうです。
車重は1.5リッターモデルでも620kgしかありません。
パワートレイン
エンジンはスズキ・ハヤブサのエンジンをRPE(Radical Performance Engineering)がチューニングしたもので、排気量は1,340ccと1,500ccの2種類が用意されています。
前者は198ps、後者は230psを発生します。
トランスミッションは6速シーケンシャルで、リミテッドスリップデフも装備されています。
排気量(cc) | 出力(ps) | 0-96km/h(秒) | 最高速(km/h) |
---|---|---|---|
1,340 | 198 | 3.3 | 227 |
1,500 | 230 | 3.1 | 236.5 |
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