テスラ モデルS プレイドが量産EVのニュルブルクリンクラップタイムレコードを更新!

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テスラ モデルS プレイドが、ポルシェ タイカンの持つニュルブルクリンク・ノルドシュライフェの量産EVラップタイムレコードを更新しました。
今回はその概要をご覧ください。


モデルS プレイドがニュルのEVラップレコードを更新

プレイドとは、1,020psという圧倒的なパワーを誇る、テスラの新型パワートレインです。
トリプルモーター・セットアップにより、モデルS プレイドは0-100km/h加速1.99秒というパフォーマンスを生み出します。

そのモデルS プレイドが今回記録したタイムは、20.6kmのコース設定(計測開始ラインと終了ラインが異なる)だと7分30秒909、20.832kmのフルラップ(計測開始と終了のラインが同一)だと7分35秒579でした。

これまでのレコードホルダーだったポルシェ タイカンターボのタイムは、2019年に記録された7分42秒3です。ただしこのタイムは20.6kmのコース設定で記録されたもので、しかも非公式ラップタイムでした。
今回のモデルS プレイドはタイカンターボのタイムを10秒以上も更新し、しかも公式記録です。

EVというくくりで見れば、レーシングカーのVW ID.Rが6分05秒336(20.832km)、16台のみ生産されたNIO EP9が6分45秒90(20.832km)というタイムを記録していますが、市販車/量産車として認められるには最低25台、ギネス世界記録だと最低30台は生産しなければならないため、テスラ モデルS プレイドが現在のところ世界最速の市販EVということになります。

今回のタイムアタック車両

タイムアタックに使用されたモデルS プレイドには、ロールケージが装着され、後部座席は除去されていました。
スポーツサスペンションも装備されていたようです。
タイヤは295/30 ZR21というサイズで、銘柄はミシュラン パイロットスポーツ4でした。

ドライバーはスウェーデン人のアンドレアス・シモンセン。
モデルS プレイドは、飛行機の操縦桿のような形をした「ヨークステアリング」でハンドル操作を行いますが、シモンセンはコンベンショナルな丸いステアリングホイールもテストしていたようです。
ただしラップタイムレコードを更新した際には、ヨークステアリングが装着されていました。

下の動画はラップタイムレコード更新時のオンボード映像です。加速時にはキーンとジェット機のような音が鳴っています。
自然と鳴るのか演出なのかは不明ですが、非常にかっこいいです。


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