BMW XM 革新的な技術、革新的すぎたデザイン……

BMWの新車情報

BMWXMを発表しました。M GmbHが手掛けた久々のオリジナルモデルであり、BMW M GmbH史上最もハイパワーなロードカーでもあります。そして、パワートレインはプラグインハイブリッドです。
技術の粋を集めた車ですが、エクステリアデザインは賛否両論どころか圧倒的に不評です。インテリアはラグジュアリーな雰囲気で良いんですけどね。

今回はBMW XMの概要をご覧ください。


BMW XMの概要

エクステリア

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BMW XM

これでもかと強調されたキドニーグリル。BMWは「存在感を極めたエクステリアデザイン」だと主張しているが……

キドニーグリルは周囲が光る仕組み。

クーペ風のルールラインを持つ。サイドウィンドウはスリムな形状だが、モールはそれよりも一回り大きい。

ホイールは21インチが標準。22および23インチも用意されている。

長いボンネットには2つのパワーバルジが設けられており、キドニーグリルにつながっている。

サイドウィンドウがスリムなので、リアウィンドウが妙にデカく見える。

縦に並ぶクアッドエキゾーストはMモデル初。

テールライトはダークレンズ。リアフェンダーの張り出しがすごい。

ボディサイズ

寸法と重量
全長(mm) 5,110
全幅(mm) 2,005
全高(mm) 1,755
ホイールベース(mm) 3,105
車重(kg) 2,710(DIN)

全長5mオーバーの巨体ですが、5人乗りです。

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インテリア

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BMW XMのインテリア。ラグジュアリーな雰囲気だ。

ブルーとレッドのステッチがかっこいい。

センターコンソールはカーボン仕上げ。

ドア内張りも見るからに上質。オーディオはBowers & Wilkinsのようだ。

シートはスポーティーなデザイン。ルーフライナーの模様がおしゃれ。

ヘッドレストのすぐ上にもスピーカーが装着されている。

ラゲッジスペースは両サイドがえぐられているので、ゴルフバッグを横積みしても余裕がありそうだ。

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シャシー

サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン、リアが5リンクです。
そしてMモデルとしては初めて、インテグラルアクティブステアリング(前後輪統合制御ステアリングシステム)を装備しています。
また、アクティブロールスタビライザーやアクティブロールコントロールを含むアダプティブMサスペンションも標準装備です。

ブレーキはM Sportブレーキ(フロント:6ピストン, リア:1ピストン)を装備。
ホイールは21インチが標準ですが、22インチまたは23インチも用意されています。21インチ仕様のタイヤサイズはフロント275/45、リア315/40です。

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パワートレイン

エンジンは4.4リッター・V型8気筒ガソリンツインターボです。エンジンの最高出力は489ps、最大トルクは650Nmとなっています。
搭載される電気モーターは1つだけで、最高出力は197ps、最大トルクは280Nmですが、プリギアリングステージにより、トランスミッションに入力されるトルクは最大450Nmに増幅されます。
そしてシステムの総出力は653ps、総トルクは800Nmとなっています。
駆動方式は全輪駆動のM xDriveです。

また、XM Label Redというハイパフォーマンスモデルが、後に追加されると言われています。こちらは745ps・997Nmを発生するそうです。

リチウムイオンバッテリーの容量は29.5kWhですが、使用できるのは25.7kWh分のみ。EV航続距離は82~88km(WLTP)となっています。

パフォーマンスは、0-100km/hが4.3秒、最高速は270km/h(Mドライバーズパッケージ装着車)です。車重が2.7トンあることを考えると、この加速性能は驚異的といえます。

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価格・発売日

価格は159,000ドルです。XM Label Redは185,000ドルからとなっています。

米国では2022年12月に生産が開始されるそうなので、デリバリーは2023年になるでしょう。
BMWは主要な販売市場として米国、中国、中東を挙げており、日本に導入されるかは不明です。

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