新型マカンターボ 排気量20%ダウン、パワーは40馬力アップ

Porscheの新車情報

ポルシェ マカンターボが新しくなりました。
昨年マイナーチェンジを受けた新型マカンがベースとなっています。

新型マカンターボの主な変更点は、新開発されたエンジンと高性能なブレーキ、そして専用のエクステリアです。

今回は新型マカンターボの概要をご覧ください。


新型マカンターボ(2020年モデル)の概要

エクステリア

画像はクリック(スマホならタップ)で拡大できます。

新型マカンターボ。標準のマカンとはバンパーのデザインがわずかに異なる。

比較用にマカンS(2019年モデル)の画像。

Sport Designのボディ同色ミラーとサイドスカートを装着する。ホイールは20インチ。

二重翼のリアスポイラーはターボならでは。

ボディサイズ

寸法(mm)と車重(kg)
全長 4,684
全幅 1,926
全高 1,624
ホイールベース 2,807
Fトレッド 1,645
Rトレッド 1,655
車重 1,945

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インテリア

標準装備されるアダプティブスポーツシートの調整方向は、驚異の18wayです。
スムースレザー仕上げで、もちろんメモリ機能も付いています。

ルーフライニングはアルカンターラで、加飾はつや消しアルミです。
360φのGTスポーツステアリングホイール(標準ステアリングは375φ)はオプションですが、ステアリングヒーターが付いています。

センターコンソールのタッチスクリーンは10.9インチ。
ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)は、14スピーカー・出力665WのBOSEサラウンドサウンドシステムと接続されています。
Wi-Fiホットスポットなど多数のサービスが付属するポルシェコネクトプラスも標準装備です。

また、Qi充電できるスマートフォンクレードルもオプションで用意されています。

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シャシー

ポルシェサーフェスコーティングブレーキ(PSCB)が標準装備されています。
これはブレーキディスクにタングステンカーバイドをコーティングしたもので、コンベンショナルな鋳鉄製ブレーキよりもレスポンスが良く、摩耗が少なく、ブレーキダストに至っては最大90%も少ないという優れものです。
なおPSCBのキャリパーはホワイトで塗装されます。

車高調整可能なエアサスはオプションです。
ポルシェトルクベクタリングプラス(PTV)や、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)なども用意されています。
標準ホイールはマカンターボ用の20インチです。

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パワートレイン

新型は2.9リッター・V型6気筒ガソリンツインターボを搭載しています。
最高出力は440ps、最大トルクは550Nmです。

マイナーチェンジ前のマカンターボは、3.6リッターV6ツインターボを搭載していました。
つまり新型は排気量が20%小さくなったわけですが、パワーは逆に10%増で、40psも向上しています。
また、排ガス規制に対応するために、ガソリンパティキュレートフィルター(GPF)も装着されました。

新開発された2.9リッターV6では、Vバンクの間にターボを配置。
それゆえ燃焼室とターボチャージャーの間の排気経路が短く、レスポンスに優れています。
シリンダーヘッド一体型のエキゾーストマニホールドも水冷化されているようです。

ギアボックスは7速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)。
駆動方式はポルシェトラクションマネジメントによる全輪駆動(AWD)です。

加速性能は、0-100km/hが4.5秒(スポーツクロノパッケージ装着車は4.3秒)、0-200km/hは17.1秒(同16.9秒)となっています。
最高速は270km/hです。

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運転支援システム

アダプティブクルーズコントロールを含む、新しいトラフィックジャムアシスタントが利用可能です。
60km/h以下なら半自動で加減速を行える他、低速走行での渋滞の追従や、ドライバーのステア操作をアシストします。

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価格・発売日

ヨーロッパでの価格は91,922ユーロです。
記事執筆時点のレートで日本円に換算すると約1078.6万円ですが、日本ではM/C前モデルのターボが1,100万円で販売されているので、新型の日本価格はヨーロッパよりも高くなるでしょう。

ヨーロッパでは既に注文が可能となっていますが、日本導入時期は不明です。

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