ロールスロイス スペクター 120年以上前の予言がついに成就

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ロールスロイスがブランド初のEV「スペクター」を発表しました。
かつてコロンビア・エレクトリック・キャリッジという電気自動車を手に入れたチャールズ・ロールズ(ロールスロイスの共同創業者)は、十分なインフラさえあれば、EVは内燃機関の代替手段になると予言していたそうです。その予言が120年以上の時を経て実現したことになります。

スペクターはファントムクーペの精神的な後継モデルで、ロールスロイスの伝統が受け継がれています。むしろ電動化されたことで、静かでパワフルなロールスロイスの特性が、これまで以上に高められているのです。

今回はロールスロイス スペクターの概要をご覧ください。


ロールスロイス スペクターの概要

エクステリア

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ロールスロイス スペクター

パンテオングリルはこれまでのロールスロイス車の中で最も幅広い。

デイタイムランニングライトが光るとこんな感じ。ヘッドライトは下にある。

スピリット・オブ・エクスタシーも空力的に処理されているという。

全長は5.4mオーバーだが、2ドアのクーペだ。

ホイールはなんと23インチ。ロールスロイスがこれほど大きなホイールを履くのは、ほぼ100年ぶりなのだとか。

ファストバック処理されたリアエンドが美しい。

最近は水平基調のテールライトがトレンドだが、ロールスロイスは縦長のものを採用。

Aピラーからテールライトを含むリアフェンダーまでは、1枚のボディパネルで構成されている。

テールライトにもロールスロイスのロゴ。

スペクターのCd値はわずか0.25で、ロールスロイス史上最も空力的に優れたモデルとなっています。

ボディサイズ

寸法と重量
全長(mm) 5,453
全幅(mm) 2,080
全高(mm) 1,559
ホイールベース(mm) 3,210
車重(kg) 2,975

ちなみにバッテリーだけで700kgもあるそうです。

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インテリア

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スペクターのインテリア

伝統のスーサイドドアはEVになっても踏襲されている。

最新のデジタルアーキテクチャが採用されている。ちなみに助手席側にもディスプレイがある。

メーターも液晶化されているようだ。

アナログ時計は残されている。

ロータリースイッチからも高級感が伝わってくる。

スターライトヘッドライナーも受け継がれている。

クーペだが後席も快適そうだ。

ドアに傘が収納されているのもロールスロイスの伝統。

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シャシー

アルミニウム押出材をバッテリーと統合したアーキテクチャを採用しています。剛性はこれまでのロールスロイスから30%も向上しているそうです。

アクティブ制御のアンチロールバーや4輪ステアリング、そしてダンパーは、スペクターの高速な処理機能を用いて制御されます。車体の状態は18個のセンサーで監視され、ステアリング、ブレーキ、パワーデリバリー、サスペンションの各パラメーターが、シチュエーションに応じて適切に調整されます。

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パワートレイン

最終的な出力や航続距離についてはまだ調整中とのことですが、目標値は最高出力430kW、最大トルク900Nm、航続距離520km、0-100km/h4.5秒とのことです。

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価格・発売日

価格は公表されていません。

スペクターは2023年第4四半期からデリバリーが開始されます。

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