スバルのSTIが「STe」に変更?

スバルの新車情報

スバルがドイツで「STe」という商標を出願しました。これはスバルが開発を進める次世代ハイブリッド車、もしくはEV(電気自動車)に使用する可能性があるとされています。

STIといえば、スバルのハイパフォーマンスモデルに付けられる名称です。「STI」という名前は、スバルのレース活動に担う「スバルテクニカインターナショナル」の略称に由来します。後にSTIの技術をフィードバックしたスバルのハイパフォーマンスモデルに採用されるようになりました。
STeは、電動化されたSTIモデルであると考えられます。

スバル WRX STI S209

今回はSTeがどのようなモデルに使われるか、そしていつ頃登場するかを考えてみました。


STeはどうなる?

STeバッジはSTIの後継モデルに使われると考えられますが、STeがハイパフォーマンスモデルであるとは言い切れません。STI Sportのようなスポーティーモデルであるかもしれないからです。

STI Sportは、内外装にスポーティーかつ上質な印象を持たせ、サスペンションのチューニングやボディ補強行ったモデルで、レヴォーグやWRX S4、フォレスターなどに設定されています。ただしエンジンのチューニングは施されておらず、かつてのインプレッサSTIやWRX STIのような過激さはありません。

スバル レヴォーグ STI Sport

もしSTeがSTI Sportのようなモデルだとすると、圧倒的な速さは望めないでしょう。

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EVか、ハイブリッドか

STeがEVに使われるとすれば、ソルテラにSTeバージョンが登場するということになります。現状、スバルのEVはソルテラだけだからです。以前にSTIは「ソルテラSTIコンセプト」を発表しているので、ありえない話ではないでしょう。

スバル ソルテラ

STeがハイブリッドモデルに使われるとすれば、次世代e-BOXERの高性能バージョンということになるはずです。次世代e-BOXERは2リッター・水平対向4気筒にトヨタのTHSを組み合わせたストロングハイブリッドだと言われており、これにSTeバージョンがラインナップされると考えられます。

もちろんEVにもハイブリッドにもSTeのバッジが用いられる可能性はあります。

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登場時期について

カリフォルニア州のZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)規制は、新車販売の一定量をZEVにしなければならないという法律です。ZEVに該当するのはPHEV、BEV、燃料電池車です。2026年には販売台数の36%をZEVにしなければなりません。カナダでも2026年までに20%をZEVにするという規制案が公表されています。スバルは北米での販売台数が多いので、EVの販売比率を引き上げたいと考えているでしょう。STeはその切り札となるかもしれません。

一方、欧州の環境規則も2025年7月にユーロ7に切り替わります。こちらはハイブリッドでもクリアできますが、スバルの現行e-BOXERはさほど燃費が良くないので、次世代e-BOXERの投入は必須です。

以上のことから、2026年以前にSTeモデルが登場するものと思われます。

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