レンジローバー新型イヴォークの最新情報 ヴェラール顔で登場! でもハイブリッドはおあずけ?

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ランドローバーのベストセラーモデルである、レンジローバー・イヴォークの新型がいよいよ登場します。

2011年の登場以来、60万台を超える販売台数を記録しているイヴォークは、文字通りランドローバーの屋台骨です。

だからでしょうか、新型イヴォークはスタイリングこそ変わるものの、シャシーは既存のD8プラットフォームが引き続き採用されます。
信頼性を重視した堅実な選択なのかもしれませんが、古いプラットフォームを継続することの問題もあるようです。

今回は新型イヴォークの最新情報とともに、プラットフォーム周りの事情についても触れていきたいと思います。


新型イヴォークのエクステリア

レンジローバー・ヴェラール(ヴェラー)と同じデザイン言語が導入されます。

AutoExpressによる予想CG

新型イヴォークのスパイショット

ヴェラール顔がはっきりとわかるスパイショット。
ウエストラインが真っ直ぐに伸びていて高い位置にあるのが、いかにもイヴォークらしい。
直線的なルーフラインがスポーティーだ。
バンパーは大きく抉れているものの、そこにマフラーは見当たらない。

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新型イヴォークのシャシー

新型イヴォークは、ホイールベースがわずかに延長されます。
ジャガー・E-Paceと同じホイールベースに揃えるために、20mmほど延長されるようです。

ホイールベースが長くなることで、後席の足元スペースや、ラゲッジスペース容量の拡大が期待されます。
これにより、現行イヴォークのバリエーションとして当初予定されながらも発売されなかった、「イヴォークXL」と同様の使い勝手が実現するはずです。

走行性能の強化

ランドローバーが誇る「テレイン・レスポンス」も、オフロード向けに進化版が提供される予定です。
これにより新型イヴォークの走破性能に、ますます磨きがかかることでしょう。

また、ジャガーE-Paceで採用された「アクティブ・トルクベクタリング」も装備される可能性が高いです。
こちらはオンロード性能を強化するものですから、新型イヴォークにはかなりスポーティーな走りが期待できますね。

D8プラットフォームの弱点

冒頭でも書いたように、新型イヴォークにも現行と同じく、D8プラットフォームが採用されます。

D8プラットフォームは、現行のイヴォークやディスカバリー・スポーツ、そしてジャガー・E-Paceに使われているものです。

このプラットフォームは、フォードのDセグメント用プラットフォームである「EUDC」をベースに開発されました。
そのEUDCが登場したのは2006年、もう10年も前のことです。
しかもEUDCのベースとなった「フォードC1プラットフォーム」は、2003年に開発されたものだったりします。

D8プラットフォームは、EUDCを大規模にモディファイしたものです。
そして元が古いだけに、EVやプラグインハイブリッドなど、パワートレインの電動化に対応できないという問題を抱えています。
フルハイブリッドもダメですし、マイルドハイブリッドすら厳しいと言われているのです。

新型イヴォークをいつまで生産するのかは不明ですが、厳しくなる一方の燃費・排ガス規制に、JLR(ジャガー・ランドローバー・グループ)はハイブリッド無しでどのように対応するのでしょうか?
2代目イヴォークは、意外と短命なモデルになるかもしれません。

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新型イヴォークのエンジン

JLRのIngeniumエンジンが搭載されます。

2.0リッター・直4ディーゼルターボは、150ps・180ps・240psの3種類。

2.0リッター・直4ガソリンターボは、250ps・300psの2種類です。

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新型イヴォークの価格・発売時期

現在JLRは人気車種を多数抱えており、生産能力が逼迫しているため、新型の投入には時間がかかることが予想されます。
よって新型イヴォークの発売は、2018年秋〜2019年春ごろになるでしょう。

価格に関しては、エントリーグレードの価格こそ据え置かれるものの、最上級グレードの価格は引き上げられると見られています。
現行イヴォークの日本価格は、499〜905万円ですから、新型イヴォークは500〜1000万円程度の価格帯になるはずです。

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