デイリーF1ニュース(2017年9月2日号)マクラーレン、アロンソ移籍なら「プランB」も
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- イタリアGP フリー走行2・3の結果
- リカルド、ペナルティで25グリッドの大量降格
- マクラーレン、アロンソ移籍なら「プランB」も
- マッサ「F1引退後はフォーミュラEに」
それではご覧ください。
イタリアGP フリー走行2・3の結果
フリー走行3は雨に祟られ、16分間のみの走行となりました。
リカルド、ペナルティで25グリッドの大量降格
レッドブルのダニエル・リカルドは、複数のコンポーネントを交換したため、20グリッドの降格ペナルティがすでに決定していましたが、ギアボックス交換も加わり、合計25グリッドの降格処分となりました。
とはいえ20台しか参戦していませんから、降格の影響は最小限に抑えられたと言えます。
マクラーレンのフェルナンド・アロンソも、スペック3.7(イタリアGPではFP1でのみ使用))への交換で35グリッド降格するので、リカルドは19番グリッド、アロンソは20番グリッドからのスタートとなるでしょう。
マクラーレン、アロンソ移籍なら「プランB」も
マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウン氏は、フェルナンド・アロンソを引き留める努力を続けているものの、万が一彼が移籍したときのための「プランB」も用意していることを明らかにしました。
「交渉は進行中で、非常に順調に進んでいる」とブラウン氏。「しかし契約に達しなかったときには、プランBとCを持っていなければならない。そしてわれわれは、そのプランを持っている」
これまでアロンソの肩を持つばかりだったマクラーレン側が、このようなコメントをし始めたということは、アロンソ側が譲歩しつつあるからだと思います。
アロンソはマクラーレンに「ホンダを取るか、自分を取るか」と迫ったというauto motor und sportの報道を自ら否定しました。
また、マクラーレンはホンダがいないと財政的に立ち行かないので、ホンダとアロンソのどちらを取るかなどという選択肢はそもそも無いはずです。
ホンダがいないと、アロンソのギャラを払えないというのが実情でしょう。
ルノーエンジンの調達に成功しても、カスタマーとしてエンジン使用代金を支払わなければなりません。
ルノーから財政支援を得られるはずもありませんし、ホンダと一蓮托生で行くしか、マクラーレンに道は無いのです。
アロンソがそれを嫌うのなら、チームを出て行くしかないでしょう。
受け入れ先は無いと思いますが。
Source: McLaren have backup plan if Alonso goes, says Brown | uk.reuters.com
マッサ「F1引退後はフォーミュラEに」
引退を撤回し、F1の世界に戻ってきたフェリペ・マッサは、もしF1を続けられなくなったら、フォーミュラE(FE)に参戦することを考えているようです。
でもインディカーはイヤなのだとか。
「F1をやめようと決めたとき、いくつかのFEチームに『車を見たい』と話をしていたんだ」とマッサ。
「F1と比較することはできない、まったく違っているからね。技術の進歩と未来への素晴らしいアイデアによって、チャンピオンシップは成長している。それもまた競争さ。どちらも非常に興味深いよ」
もしかするとマッサは、来年からFEに参戦するかもしれません。
「僕はすべてを分析し、来年の選択肢は何かを決める必要がある。もしF1で僕が持てる選択肢があるなら嬉しく思うよ」
「でもグリッドの後方にいるために、F1に居たくないというのは本当だ。僕は自分にふさわしい仕事をしたい。これが将来に向けての僕の考えの一部だよ」
Source: Felipe Massa wants Formula E drive after F1 | espn.co.uk
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年9月1日号)フェラーリ、新エンジン導入を見送り
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年9月3日号)バンドーン、25グリッド降格
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