デイリーF1ニュース(2017年9月19日号)2018年のF1シート、ほぼ埋まる
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 2018年のF1シート、ほぼ埋まる
- ノルベルト・ハウグ、ポルシェのF1復帰を支持
- F1中継に360°ライブカメラが導入される
それではご覧ください。
2018年のF1シート、ほぼ埋まる
シンガポールGPの週末には、来季について数多くの発表がなされました。
フォース・インディアはセルジオ・ペレスとの契約を1年間延長しました。
同チームは来季も同じラインナップで戦うことになります。
ルノーもカルロス・サインツとの契約を発表。
来季はニコ・ヒュルケンベルグとコンビを組むことになります。
サインツの移籍は、ジョリオン・パーマーのルノー離脱を意味しています。
トロロッソ・ホンダのドライバーラインナップは発表されていませんが、レッドブル系かホンダ系のドライバーになることは確実です。
よってダニール・クビアト、ピエール・ガスリー、松下信治などの中から選ばれる可能性が非常に高く、他所からドライバーが移籍してくる可能性はほぼありません。
ザウバーは、フェラーリ子飼いのシャルル・ルクレールやアントニオ・ジョビナッツィがシートを得る可能性が高く、やはりここもフェラーリ系以外のドライバーが乗ることはなさそうです。
メルセデス、フェラーリ、レッドブル、ハースなどのチームは、来季も今季と同じコンビで戦うことがすでに決定しています。
ルノーにスイッチするマクラーレンも、ストフェル・バンドーンの残留が決定していますし、フェルナンド・アロンソもおそらくチームに留まるでしょう。
したがって残っているのは、ウィリアムズのシートだけです。
しかしここもランス・ストロールは確定していますし、フェリペ・マッサが現役を続行するというシナリオもありますから、もしかするとシートが空かないかもしれません。
仮にマッサが現役引退しても、メルセデス系のパスカル・ウェーレインがシートを得る可能性が高いです。
ロバート・クビサもウィリアムズと交渉しているようですが、ウェーレインを乗せることによってウィリアムズが得られる利益(=エンジン代金の減額)を諦めさせるほどの資金力が、クビサにあるとは思えません。
2018 driver market is closing more and more doors | f1technical.net
ノルベルト・ハウグ、ポルシェのF1復帰を支持
かつてメルセデスのモータースポーツ部門を率いていたノルベルト・ハウグは、ポルシェにF1復帰を勧めています。
「F1はポルシェに最適だ」とハウグ。「私はそれを上手く想像することができる。F1とポルシェはとても相性が良い」
「ポルシェはアウディのごとく、LMPに2.5億ユーロを費やすこともできるし、もう少しコストを費やして、メルセデスとともにF1で戦うことも可能だ」
「F1で成功すれば、国際的なメディアと視聴者への露出は比類なきものとなる。ポルシェはLMP1で素晴らしい仕事をし、優れたエンジンと車のコンセプトを有しており、F1にコミットメントする能力を証明した」
ポルシェがレッドブルを買収するという噂もありますが、VWグループがEV重視の戦略を打ち出している以上、F1よりフォーミュラEを優先するのは確実です。
2021年からの新レギュレーションでコストが大幅に下がらないかぎり、ポルシェのF1復帰は無いと思います。
Source: Former Mercedes boss Haug urges Porsche to enter F1 | en.f1i.com
F1中継に360°ライブカメラが導入される
シンガポールGPでは、新たな技術が導入されました。
パドックとアンダーソン・ブリッジに、360°ライブカメラが設置されたのです。
これはF1の技術パートナーであるTataによって行われた実験で、ライブでの360°放送が可能かどうか検証するために行われました。
360°映像は通常の5倍のデータ量があるため、処理に時間がかかり、これまではライブで使うのに問題がありました。
しかしTataのものは、遅延が30秒以下に抑えられているのだとか。
今後は車両への搭載を目指すとのことです。
Source: F1 moves closer to introducing 360-degree broadcasts | motorsport.com
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