デイリーF1ニュース(2017年10月12日)レッドブルはタイトルを獲れたか?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- レッドブルはタイトルを獲れたか?
- クビサ、シルバーストーンでのテストを完了
- バトン、IMSAから外れる。来季はスーパーGTか?
それではご覧ください。
レッドブルはタイトルを獲れたか?
F1のモータースポーツ・ディレクターを務めるロス・ブラウンは、前半戦に信頼性の問題が頻発していなければ、今季のタイトル争いにレッドブルが絡んでいたはずだと考えているようです。
たしかに夏休み以降のレッドブルは好調で、ダニエル・リカルドは5戦のうち4回も表彰台に上っていますし、マックス・フェルスタッペンもマレーシアで優勝し鈴鹿では2位と、常にトップを争っています。
ロス・ブラウンは、後半戦においてはレッドブルのパッケージがベストだと分析しています。
とはいえルノーエンジンの性能や信頼性が、フェラーリやメルセデスに勝っているわけではないので、レッドブルの好調は、優れた空力パッケージによるものといえるでしょう。
マクラーレンもシャシーや空力が自慢のチームですが、ルノーエンジンに積み替えただけで、レッドブルに通用するとは思えません。
例えば鈴鹿では10馬力あたり0.16秒の差がつくと言われていますが、先日の日本GPにおけるリカルドとフェルナンド・アロンソの予選タイム差は、2.381秒でした。
これが全てルノーとホンダのエンジンパワー差のせいだとしたら、148馬力も差があることになってしまいます。
しかし、よりパワー差がタイム差につながりやすいモンツァ(10馬力あたり0.28秒)でも、マクラーレンとレッドブルとの予選タイム差は2.455秒だったので、ルノーとホンダのパワー差は、実際にはほとんど無いと思われます。
Brawn: Red Bull should have been battling for the title | en.f1i.com
クビサ、シルバーストーンでのテストを完了
来季のウィリアムズのシートを賭けて、ポール・ディ・レスタと対決する予定のロバート・クビサが、シルバーストーンでテストを行いました。
元々ウィリアムズのサードドライバーであるディ・レスタとは異なり、クビサがウィリアムズのマシンに乗るのは初めてですから、肩慣らしのためにテストが組まれたようです。
クビサが走らせたのは2014年に使われたFW36で、テストの結果は良好だったのだとか。
クビサとディ・レスタの「シュートアウト」は来週だと言われていますが、ウィリアムズのパディ・ロウは、情報を公開するつもりは一切無いと、テストの日程すらも秘密にしています。
上記2人以外のドライバー候補としてはフェリペ・マッサの他に、パスカル・ウェーレインの名前も挙がり始めました。
ただしウェーレインは22歳と若いため、スポンサーである酒類メーカーのマルティーニが難色を示していると言われています。
ランス・ストロールも若いため、未成年飲酒のイメージを避けたいマルティーニは、ベテランドライバーを望んでいるようです。
個人的には現役のウェーレインがベスト、次点でディ・レスタだと思いますけどね。
Source: Kubica completes “successful" test with Williams | pitpass.com
バトン、IMSAから外れる。来季はスーパーGTか?
来季ペンスキーとともにIMSAウェザーテックスポーツカーチャンピオンシップに参戦するホンダ(アキュラ)ですが、噂されていたジェンソン・バトンのフル参戦は無くなったようです。
ペンスキー・アキュラは、ファン・パブロ・モントーヤやエリオ・カストロネベスのチームメイトとして、バトンをリストアップしていたのですが、HPD社長によると「他の状況がバトンの参戦を阻んだ」ために、参戦の可能性は無くなってしまいました。
バトンは以前から「スーパーGTにフル参戦するのでは?」と言われてきましたが、IMSAに参戦しないわけですから、もしかすると、もしかするかもしれません。
Source: Haas F1 team: Renault/Toro Rosso driver changes could help us | autosport.com
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