デイリーF1ニュース(2017年10月29日) リカルド「タイヤの温まりの悪さに不満」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- メキシコGP FP3と予選の結果
- リカルド「タイヤの温まりの悪さに不満」
- ベッテル「ターン6でヒヤリとしたけど……」
それではご覧ください。
メキシコGP FP3と予選の結果
大接戦となった予選では、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・ポジションを獲得しました。
Q2で1分16秒台を記録し、ポール・ポジションが期待されたレッドブルのマックス・フェルスタッペンでしたが、わずか0.1秒だけベッテルに届かず、2番手に終わっています。
接戦だったのはポール・ポジション争いだけではなく、ルノーやフォース・インディアのチームメイトバトルも白熱していました。
とくにルノーは、新加入のカルロス・サインツが、ニコ・ヒュルケンベルグと同等以上のタイムを何度も記録しています。
決勝レースではあちこちで激しいバトルが繰り広げられるはずです。
マクラーレン・ホンダは、Q1でフェルナンド・アロンソが5番手タイムを叩き出したものの、パワーユニット交換のペナルティがあるため、Q2には2台とも出走せず、14・15番手に終わっています。
リカルド「タイヤの温まりの悪さに不満」
セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンのコースレコード更新合戦をよそに、ダニエル・リカルドは不調でした。
結局フェルスタッペンからほぼ1秒遅れの7番グリッドに沈んでしまったリカルド。
その原因はタイヤだそうです。
「マックスについては知らないよ、実際」とリカルド。「グリップについてどうなっているのか理解できておらず、混乱していたんだ」
「昨日の段階から車(のセッティング)には触っていない。われわれは車を放置したからね。ピットを離れるたびにグリップが無かった。予選Q3では、タイヤに何かを起こらないかと余分にウォームアップしたけど、ピットボックスを離れてみると、予選中のグリップレベルと何ら変わらなかった」
フェルスタッペンはウォームアップラップを2周に増やすことで、他のマシンよりも大きなグリップを得ているように見えたのですが、リカルドの場合そうはならなかったようです。
しかしフェルスタッペンはセクター2だけペースダウンして、タイヤの美味しいところを使わないようにしながらタイヤを温めていました。
もしかするとそのあたりに、リカルドとの違いがあるのかもしれません。
Ricciardo ‘frustrated and confused’ by tyre warm up issues | fifanatic.co.uk
ベッテル「ターン6でヒヤリとしたけど……」
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、フライングラップのターン6でミスをした時、ポール・ポジションを逃したと思ったそうです。
ターン6でグリップを失ったベッテルは、右コーナーでわずかにスロットルをオフにする修正を余儀なくされましたが、マックス・フェルスタッペンよりも0.1秒弱速いタイムを記録し、ポール・ポジションを奪うことに成功しました。
「ここはとても難しいんだ」とベッテル。「とても滑りやすく、1周をまとめきるのが難しい」
「最初のセクターでは少ししかマージンを得られなかったけど、上手くマネージできたので、出だしは良かったと思う」
「ターン6ではポール・ポジションを失いかねない瞬間があった。1速に落とさなければならなかったけど、タイムを失うことはなかった」
「最後のセクターではキレイに走ることができれば十分だと知っていたので、その通りにしたよ。本当に、本当にハッピーだ!」
フェルスタッペンとのバトルは本当に手に汗握るものでしたが、ベッテルが一枚上手でしたね。
フェルスタッペンはまたしてもポール・ポジションを得られませんでしたが、明日のレースでは間違いなく優勝候補です。
ベッテルvsフェルスタッペンのバトルが今から楽しみです。
Vettel: Turn Six error almost cost pole | f1fanatic.co.uk
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