デイリーF1ニュース(2018年7月8日)ウィリアムズの空力問題はお手上げ状態!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- イギリスGP FP3・予選の結果
- ウィリアムズの空力問題はお手上げ状態!?
- ハートレーが2010年のブエミのようなクラッシュ
それではご覧ください。
イギリスGP FP3・予選の結果
イギリスGPのポール・ポジションは、ルイス・ハミルトンが獲得しました。
2番手・3番手はフェラーリ勢が押さえましたが、メルセデス勢は非常に好調なようです。
トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが14番手につけるのがやっとでした。
ブレンドン・ハートレーはFP3でのクラッシュが影響し、走ることなく予選を終えています。
ウィリアムズの空力問題はお手上げ状態!?
今シーズン、いやシーズンに入る前のテストの段階から苦しんでいるウィリアムズですが、一向に良くなる気配がありません。
イギリスGPでは、DRSが終了した際に空気流が失速するという、新たな問題が発覚しました。
持ち込んだ新型のリアウィングが原因のようです。
「新しいものを持ってきたので、もっと仕事をする必要がある」と語るのは、ウィリアムズでCTOを務めるパディ・ロウです。
「DRSのみに関連する断続的なフロア・ストール問題があると推定される。だからこそDRSを使用すると、次のコーナーでも十分に(ダウンフォースが)回復しない」
「実際、ウィング自体に何か問題があるとは思っていない。全てが組み合わさった、車に関する何かが条件になっている。この車以外で、こんな問題を見たことがない」
ウィリアムズは予選で2台揃ってコースアウトを喫し、Q1で敗退しています。
ロウは「元に戻して再編成する必要がある」としており、今週末中の解決はできそうにありません。
今シーズンもそろそろ半分が過ぎようとしています。
つまり来シーズンのマシン開発を、そろそろ始める時期に差し掛かっているわけです。
ウィリアムズ・FW41はどう見ても失敗作ですから、今季は捨てて、来季のマシン開発に全力を尽くした方が良いかもしれません。
Williams rear wing aero issue 'never seen before’ by Lowe – f1i.com
ハートレーが2010年のブエミのようなクラッシュ
ブレンドン・ハートレーは、FP3を走行中に左フロントサスペンションが突然壊れ、大クラッシュを喫しました。
幸いハートレーは無事でしたが、マシンは予選出走が不可能なほどで、決勝にはモノコックを交換して出走します。
思い起こされるのは、2010年の中国GPで、やはりトロロッソのマシンにのっていたセバスチャン・ブエミが、ハートレーと同様のトラブルに見舞われたことです。
ブエミのときは、左右両方のフロントサスペンションがいきなり壊れました。
「私は縁石に当てなかったし、事前に振動もなかった」とハートレー。
「壊れたのはブレーキを踏んだ瞬間だった。おそらく最大の力がサスペンションにかかったのだろう。ブレーキング時には5Gに達するから」
「車を立て直そうとしたし、できる限り減速しようとした。しかしウォールにハードヒットしてしまった」
2010年のブエミのクラッシュについて、ブエミ本人とも話したことがあるというハートレー。
まさか自分が同じような事故に遭うとは思っていなかったと思います。
サスペンションが折れてしまうと、タイヤが路面に接地しなくなるので、ブレーキが全く効きません。
そのため減速できないままバリアに接触することになり、非常に危険です。
Hartley’s crash reminded him of Buemi’s 2010 shunt – racefans.net
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