デイリーF1ニュース(2018年8月19日)ベルニュがF1復帰?

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース
本日のニュースは以下の2本です。

  • ベルニュがF1復帰?
  • ルノーはパワーユニットの標準化に期待

それではご覧ください。


ベルニュがF1復帰?

2012年から2014年までトロロッソに所属していたジャン・エリック・ベルニュは、今年フォーミュラEのタイトルを獲得しました。
そしてベルニュはその成功の後、F1チームからも誘いを受けていたのだそうです。

「モータースポーツの世界が、どのように変化しているかが楽しい」とベルニュ。

「3年前は、F1から電話がかかってきて『ヘイ、来シーズン契約できる?』なんて考えられなかった。だから素晴らしいよ」

ベルニュはかつてチームメイトだったダニエル・リカルドがモナコで勝利する様を見ていたそうですが、苦痛ではなかったといいます。

「『私はこの男(リカルド)を倒していた、私は彼に接近していたし、今彼は勝利しており、彼はこの契約とこの未来を持っている』と言って、憎たらしくなるかもしれない」

「私は全く苦痛ではない。私は自分が持っているものにとても満足している。私は全てが必然だと思う。彼が10年後にどうなって、私が10年後にどうなるかなんて、誰がわかる? そう、わからない」

「私はもう失望していない。私は間違いから学び、起こった悪いことから学んだ。実際に私に起こったことに対して。私は本当に感謝している」

「しかし今、良い機会がF1から来たら、私はそれを検討するだろう」

シート争いに影響か

ベルニュがF1に復帰するとすれば、おそらく古巣のトロロッソでしょう。
しかしそうなると、シート争いに影響が出るかもしれません。
最も影響を受けそうなのは、ストフェル・バンドーンランド・ノリスでしょうか。

エステバン・オコンは、フォース・インディアに残留すると見られていましたが、最近になってセルジオ・ペレスの方がチームに残る可能性が出てきました。
オコンの行き先としては、マクラーレンの名前が挙がっています。

そのマクラーレンはジェームス・キーの移籍を巡り、トロロッソと揉めている最中です。
マクラーレンはノリスのトロロッソ移籍と引き換えに、キーの早期獲得を目論んでいると言われていたのですが、ベルニュが戻ってくれば、そのカードは使えなくなります。

そうなるとノリスは、来季もマクラーレンのリザーブドライバーのままでしょう。
バンドーンにもトロロッソ行きの噂があったものの、ベルニュが来ればその可能性も無くなります。

Source : Jean-Eric Vergne approached over Formula 1 race seat for 2019 - crash.net

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ルノーはパワーユニットの標準化に期待

ルノーシリル・アビテブールは、パワーユニット(PU)のいくつかの要素を標準化することが、FIAの監視力の強化に役立つと考えています。

今季はフェラーリ製PUが、大幅なパワーアップを果たしました。
これまで覇権を握っていたメルセデスを追い抜いたともっぱらの噂です。

FIAはフェラーリ製のPUが「合法」だと判断しました。
しかしアビテブールは、フェラーリが何らかの手段を用い、現在の規制を回避していると見ています。

「私はここで議論をしたくないが、規制の強制力に関してFIAをどのように支援できるか考える必要があると思う」とアビテブール。

「エンジンの複雑さは、自分自身で監視したくないと思うほどのものだと、私は本気で信じている。だから標準化を理解する必要があると思う」

「私は、標準化のいくつかの要素が単に有用なものではなく、もし我々が全ての参加者の間にある程度の信頼を維持したいと思っているなら、必要不可欠であると信じている」

「率直に言うと、もし我々が現行のエンジンでチートしようと思えば、それをどうやればいいのかわかる。それが問題だ」

「我々は大企業だから、そんなことは決してしない。評判のリスクを負うことはできないからだ」

「誰かが不正行為をしているとは言わないが、細かな部分をターゲットとする標準化を行うことで、すべての投機を取り除くことは良いと思う。それに関していくつかの提案を出しました」

フェラーリがチートしていると言いたげですが、ルノーがそのやり方を知っているというのは嘘でしょう。
追いつく見込みがないので、政治でもってパワー差を埋めようとしているのだと思います。

Source: Renault boss: Standard parts would stop Formula 1 cheating fears – autosport.com

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