デイリーF1ニュース(2017年3月29日号)

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
今日のニュースは以下のとおりです。

  • F1のルール変更はスペクタクルを破壊した。
  • ライコネンの後釜はジョビナッツィ!?
  • ホーナー「フェラーリとメルセデスを捉えられる」
  • ルノー、チームの準備不足を認める。
  • フェラーリの特徴的なサイドポッドについて。

それではご覧ください。

トップ画像の出典: media.f1i.com


F1のルール変更はスペクタクルを破壊した。

今年のフェラーリがメルセデス1強体制を打破できそうなのは喜ばしいことですが、ルール変更によってコース上のオーバーテイクが極端に減ってしまったと、The Sydney Morning Heraldは批判しています。

同紙によると、今年のオーストラリアGPにおけるオーバーテイクは、52周目にエステバン・オコン(フォースインディア)ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)を3ワイドから抜いたシーンのみだったと指摘していますが、確か序盤にターン3でセルジオ・ペレス(フォースインディア)がトロロッソをオーバーテイクしているはずです。

同紙は接近戦の少なかったオーストラリアGPを「複雑すぎる技術に依存するF1への警告」だと表現し、「新オーナーのリバティ・メディアは、何十億ドルもの投資を正当化するためにメジャースポーツにふさわしいスペクタクルが必要だ」と書いています。

日本のスーパーフォーミュラでもそうですが、ラップタイムが速くなっても喜ぶのはマニアだけなんですよね。
新規のファンを開拓するには、やはり派手なバトルとオーバーテイクが必要です。

DRSとオーバーテイクボタンを組み合わせれば、今のF1レギュレーションでもオーバーテイクを増やすことは可能だと思うので、FIAが何らかの対策を取ることに期待しましょう。

Source: Formula One rules changes have killed off the Australian Grand Prix as a spectacle | The Sydney Morning Herald

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ライコネンの後釜はジョビナッツィ!?

画像の出典: media.f1i.com

アントニオ・ジョビナッツィ(ザウバー)はオーストラリアGPにおいて、F1デビュー戦にもかかわらず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
急遽出場した代役がデビュー戦でここまで活躍したのは、ミハエル・シューマッハー(1991年のベルギーGPで、ベルトラン・ガショーの代役としてジョーダンからF1デビューし、予選7位を獲得)以来かもしれません。

そんなジョビナッツィの才能を以前から高く評価していたのが、かつてスクーデリア・フェラーリやWRCでランチアを指揮したチェザーレ・フィオリオ氏です。
フィオリオ氏は、ライコネンに替えてジョビナッツィをフェラーリに乗せるべきだと考えています。

「私は彼(ジョビナッツィ)を4〜5年間フォローしてきました。彼は明らかにイタリアで最高の才能ですし、F1を戦う準備ができています」とフィオリオ氏。
一方、ライコネンについては、昨年の戦いぶりこそ評価したものの、2014年と2015年については「恥ずかしいものだった」と述べ、「年齢的にもフェラーリでの冒険を終えるときが来た」と語っています。

ジョビナッツィの才能は疑いようがありませんが、まだまだ荒削りなので、現時点ではフェラーリのドライバーとしてふさわしいとは思えません。
イタリア人の彼がフェラーリに乗れば、世界中のティフォシ達やイタリアのメディアから過度なプレッシャーをかけられるのは必至ですから、他チームで十分な経験を積んでからでないと、イヴァン・カペリの二の舞いになってしまうでしょう。

Source: 'Replace Kimi with Giovinazzi!’, says ex-Scuderia boss | en.f1i.com

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ホーナー「フェラーリとメルセデスを捉えられる」

画像の出典: media.f1i.com

オーストラリアGPではダニエル・リカルドがリタイア、マックス・フェルスタッペンはトップから1分近く遅れての5位という結果に終わったレッドブルですが、クリスチャン・ホーナー氏は、今シーズン中にフェラーリとメルセデスに追いつけると考えているようです。

「素早く発展させたい」とホーナー氏。「われわれの車は明らかに3位だが、次の2レースではギャップを縮めるつもりだ」

また、ホーナー氏は「最強の車はフェラーリ」であって、「メルセデスとはそれほど離れていない」という認識を示しています。

レッドブルがパフォーマンスを落とした理由として槍玉に挙げられるTRICサスペンションの禁止に関しては、「TRICサスペンションの実装は昨年の冬に始まったばかり」であり、「重量の問題からメルボルンでは元より使っておらず」「サスペンションの構成は昨年と全く同じ」とのことです。

Source: Catching Mercedes and Ferrari still possible – Horner | en.f1i.com

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ルノー、チームの準備不足を認める。

画像の出典: media.f1i.com

ホンダと同様にPU開発で苦戦しているルノーは、シャシーを含む全体のパッケージが準備不足だと認めました。

ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブール氏は、「私たちのレースリザルトは、プレシーズンテストと今週末の両方でマイレージと準備が不足しており、ライバルに対抗するための十分な準備ができていないことを強調している」と語っています。
「私たちは新しいF1の時代においては、すべてを完璧に実行する必要があると学びました。順位を上げることが非常に困難だからです。」

中国GPでの最優先事項に「信頼性の向上」を挙げたアビテブール氏。
次こそポイントを獲得できるのでしょうか。

Source: Renault not as well prepared as rivals – Abiteboul | en.f1i.com

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フェラーリの特徴的なサイドポッドについて。

サイドポッド内部は複雑に分岐している。
上に開いている穴は、別のダクトに空気を引き込むためにあるらしい。
サイドポッド上部前方にある輪っかにより、サイドポッド下部を延長したのと同じ効果を得られる。

画像の出典: en.f1i.com

Source: F1i’s technical snapshot – Australian Grand Prix | en.f1i.com

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デイリーF1ニュース(2017年3月28日号)| 車知楽

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