デイリーF1ニュース(2017年5月2日号) なぜハミルトンはロシアで遅かったのか? 他

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • なぜハミルトンはロシアで遅かったのか?
  • 初優勝したボッタス、来年もメルセデス?
  • ベッテル、レッドブルを警戒
  • アビテブール「ルノーのレースペースは改善した」

それではご覧ください。


なぜハミルトンはロシアで遅かったのか?

ルイス・ハミルトン(メルセデス)が週末を通じて苦労していたのは、タイヤの作動温度でした。リアタイヤの温度を適切な範囲に入れられず、90°コーナーでトラクションを上手くかけられなかったのです。

このタイヤ温度の問題に関してハミルトンは「フェラーリは苦労していないように見えた」と語っているのですが、チームメイトのバルテリ・ボッタスとあれほどの差がついた理由については「詳細なことは本当に知らない」「エンジニアに尋ねなければ」と言っています。

ハミルトンとボッタスはドライビングスタイルは似ており、セッティングも似たような傾向にあるようです。
espn.co.ukは、ボッタスはディファレンシャルのセッティングでより良い妥協点を見つけたと考えているようですが、あくまで推測にすぎません。

確実に言えることは、メルセデスはタイヤ関連のセッティングのスイートスポットが、フェラーリよりも狭いということと、メルセデスのドライバー2人は、セットアップの情報を共有していないという2点です。

Source: No obvious reason for Hamilton’s lack of pace in Russia | espn.co.uk

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初優勝したボッタス、来年もメルセデス?

ロシアGPで見事初優勝を遂げたバルテリ・ボッタスですが、メルセデスとは単年契約なため、更新できなければチームを去らなければなりません。

優勝したことで契約更新が期待されるボッタスですが、メルセデスF1の代表であるトト・ウォルフ氏は、契約に関する話はまだ時期尚早だと考えているようです。

「たった数レースで、チーム内における彼(ボッタス)のポジションを議論するのは愚かなことだ」とウォルフ氏。「彼には時間が与えられるべきだ。なぜならジュニアカテゴリーでは素晴らしい成績を残しているし、ウィリアムズ時代にはチームメイトに負けたことがなかった」

「今、彼はルイス・ハミルトンのチームメイトで、前戦でポール・ポジションを獲得し、そして今日は優勝した。今日のレースで、われわれがバルテリを選んだのは正しかったと証明して見せた」

そしてウォルフ氏は、引退したニコ・ロズベルグを引き合いに出して、ボッタスをこう評しています。

「バルテリとニコはどちらも非常に分析的で、穏やかなアプローチを取っている。しかし彼とルイスの間のバランスもまた上手く機能する。このダイナミズムは成功の一部だ」

対照的な2人のドライバーにより、チームを動かしていこうと考えているのでしょうが、ロズベルグがいた頃はそのせいでドライバー間の争いが耐えませんでした。
ボッタスが優勝した──しかもハミルトンに大差をつけて──以上、ハミルトンも心中穏やかではないでしょう。2人の間に確執が生まれなければよいのですが……。

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Source: Wolff: Too early to discuss Bottas’ future at Mercedes | en.f1i.com

ベッテル、レッドブルを警戒

ロシアGPでレッドブルの2台は精彩を欠いていました。ダニエル・リカルドは右リアブレーキが燃えて早々にリタイアしてしまいましたし、マックス・フェルスタッペンはメルセデスやフェラーリから大きく離されての5位。これではタイトル争いなど到底不可能です。

しかしセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、レッドブルに対する警戒を緩めていません。むしろレッドブルが復調するのを楽しみにしているようです。

「レッドブルのアップデートに関しては、いろいろな噂があるよね」とベッテル。「彼らは強いチームで、速い車を作る方法を知っているから、出来るか出来ないかではなく、いつ行うかという問題でしかないと思う。でも早ければ早いほど、僕たちにとってエキサイティングなことになるだろう」

レッドブルとともに4度のタイトルを獲得したベッテルからすると、レッドブルが勝てずにいることの方が不思議に見えるのでしょう。

Source: Vettel: A question of 'when’ rather than 'if’ Red Bull joins the fight | en.f1i.com

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アビテブール「ルノーのレースペースは改善した」

これまで予選は速くても決勝で苦戦していたルノーでしたが、ロシアGPではニコ・ヒュルケンベルグが8位に入賞しました。

「1周目の失敗を受けて反撃の戦略を実行し、フォース・インディアのマシンに戦いを挑んだとき、ニコにとって本当にエキサイティングなレースになった」と、ルノーのシリル・アビテブール氏は語りました。
ちなみに「反撃の戦略」とは、スタートから履いていたウルトラソフトのまま、ただひとり41周目まで走り続けたことです。

「珍しい戦略で、われわれはレースの大半においてフォース・インディアにプレッシャーをかけ続けていたが、最終的にニコは燃費走行しなければならず、エステバン(オコン)を脅かせなかった」

「私たちの総合的なパフォーマンスは、私たちの車に向いているサーキットにいるときには、楽観的にさせてくれる。とくに健全な開発プログラムがラインナップされているときには」

ソチ・オートドロームは、ルノーの車に合っていなかったと考えているようですね。次のスペイン・カタルニア・サーキットで、RS17はどのようなパフォーマンスを見せくれるのでしょうか。

Source: Upcoming venues fuel Abiteboul’s strong outlook | en.f1i.com

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前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年5月1日号)| 車知楽

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デイリーF1ニュース(2017年5月3日号)| 車知楽

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