デイリーF1ニュース(2017年7月5日)ルノーF1代表「2019年までは勝てない」 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ルノーF1代表「2019年までは勝てない」
- ウォルフ「ライバル2人の衝突は時間の問題だった」
- F1の将来的な収入源は賭博!?
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
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翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月6日号)上海でもF1開催? 他
ルノーF1代表「2019年までは勝てない」
ルノーF1を率いるシリル・アビテブール氏ですが、来年に勝利するのは難しいと認めています。
「今年中に中団グループにおける自らの地位を確立したい」とアビテブール氏。「もう少しランキングを上げたいと思っているものの、私たちは成功した」
「2019年に勝利できるようにしなければならない。かなり先のことのように聞こえるが、そうではない。トップチームがどのあたりに位置しているかはわかっている」
「F1は人間次第なので、今日誰かと契約しても、その才能が発揮されるには1〜2年かかるため、影響があるのは2020年の車だけだ」
今年は足元を固めて、2年後の2019年に結果を出すということでしょう。
ルノー日産アライアンスの業績は好調なので、撤退の可能性も低そうですし、アビテブール氏の計画は成功するかもしれません。
Source: Renault not forecasting wins until 2019 | en.f1i.com
ウォルフ「ライバル2人の衝突は時間の問題だった」
アゼルバイジャンGPで起こった、セバスチャン・ベッテルがルイス・ハミルトンに対し故意にぶつけた問題については、ベッテルが全面的に非を認めたものの、ハミルトンは満足しておらず、両者の感情的な対立はまだ続いています。
2人はライバルでありながらも、これまで良好な関係を築いてきました。
熾烈なバトルの後でも、互いの健闘を称え合ってきたのです。
しかしメルセデスF1を率いるトト・ウォルフ氏は、ライバル2人が感情的に衝突するのは、時間の問題だと見ていました。
「偉大なF1シーズンには、偉大なライバルがいる」とウォルフ氏。「昨年はルイスとニコの内部対立であり、今年はフェラーリとメルセデス、ルイスとセバスチャンの間の戦いのようだ」
「穏やかに始まったが、ライバル同士が最終的により激しい論争に至るのは時間の問題だった。その瞬間がバクーで起こった。われわれが見たのは、その緊張がトラック上に持ち込まれた結果だ」
「われわれはその瞬間を通り過ぎ、最終章を迎えた。月曜日にFIAとセバスチャンの間で行われたヒアリングは、われわれが見たままの結論に至った」
セナプロ対決もそうだったように、タイトル争いを繰り広げるライバル同士が仲違いするのは、もはや宿命なのかもしれませんね。
勝ちたいと強く思う気持ちが、彼らを偉大なドライバー足らしめているのですから、感情的に対立するのも無理はありません。
Source: Baku incident is a “closed chapter” for Mercedes | f1fanatic.co.uk
F1の将来的な収入源は賭博!?
F1の新オーナーとなったリバティ・メディア社のCEOであるグレッグ・マッフェイ氏は、ギャンブルがF1の主たる収益源になる可能性を認めています。
インターネットが普及し、オンライン・カジノが一般化した今、世界中のありとあらゆるものが賭け事の対象になっています。
たとえばJリーグの放映権料を200億円で買収したDAZNの狙いは、将来的な海外放映権の獲得にあると言われているのですが、なぜ海外放映権を欲しがるかといえば、スポーツ賭博の対象として、Jリーグ中継を見たい人たちが海外に大勢いるためなのだそうです。
DAZNを展開する英国企業「パフォーム・グループ」は、ウォッチ&ベットと呼ばれるストリーミングサービスを、スポーツ賭博事業者向けに配信することで急成長した会社です。
日本とヨーロッパでは時差がありますから、Jリーグはヨーロッパでサッカーが開催されていない時間帯をカバーするには、うってつけのコンテンツといえます。
ロンドンのサッカー好きが、朝っぱらから賭けられますからね。
じゃあF1も、となるかというと、少し難しいかもしれません。
なぜならF1は、勝てるチームの数が圧倒的に少ないためです。
サッカーも優勝できるチームは限られているものの、弱小チームが有力チームを倒す「ジャイアント・キリング」が起こるため、「大穴」を狙うことができるのですが、F1だとそれはかなり難しいでしょう。
賭けを複雑にすれば、意図的に「大穴」を作りだすことは可能ですが、大多数のユーザーは結局シンプルな賭けを選ぶので、あまり有効な手段にはならないと思います。
競馬発祥の地であるイギリスにおいても、単勝馬券が一番売れているというデータがあるほどですから。(控除率が一番低いからかもしれないが)
F1をスポーツ賭博の花形コンテンツにするには、優勝争いできるチームの増加が不可欠です。
リバティ・メディアが分配金の公平な配分を訴えているのも、案外スポーツ賭博で儲けるためなのかもしれませんね。
Source: Sports betting could boost F1’s future income | pitpass.com
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