デイリーF1ニュース(2017年7月24日号)メルセデスがホンダの復活に太鼓判!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- メルセデスがホンダの復活に太鼓判!?
- メルセデス、今後はリスクの低いギアボックスを使用
- ザウバー、ホンダとの契約する確率は50%
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月23日号)FIA、Halo導入の必要性を訴える
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月25日号)クビサが2017年仕様のマシンを試す!
メルセデスがホンダの復活に太鼓判!?
「ホンダとマクラーレンの技術的な優位性を過小評価してはいけないと思う」と語るのは、メルセデスのパワーユニット部門を率いるアンディ・コーウェル氏です。
「両者のコンビネーションがかなり早く良くなる方に賭けてもいい」
コーウェル氏がそう太鼓判を押すのは、エンジン開発のクーポンが廃止されたためです。
「ホンダ以外からも『このクレイジーなトークンテーブルは、スポーツに悪いのでやめないか』と要望があった」
「もし今より良くなれないのであれば、それは悪いことだから、われわれも同意した。『ああ、そのトークンテーブルはやめよう、このスポーツにとって良いことなのだから』とね」
「それは技術革新を意味し、好きなものを導入できることを意味する」
メルセデスにとってはトークンによる開発規制があった方が有利だったのですが、あえて廃止に同意したのは、彼らの自信ゆえでしょうか。
Source: Mercedes’ Cowell: 'My money is on Honda and McLaren coming good’ | en.f1i.com
メルセデス、今後はリスクの低いギアボックスを使用
メルセデスは、ルイス・ハミルトンがオーストリアGPで、バルテリ・ボッタスがイギリスGPで、それぞれギアボックストラブルに見舞われ、5グリッド降格ペナルティを課せられてしまいました。
テクニカルディレクターのジェームズ・アリソン氏は、フェラーリとの熾烈な戦いに打ち勝つべく、チームがかなり攻めた仕様のシームレス・ギアボックスを搭載していたことを明らかにしました。
「シームレス・シフトは、1つのギアからもう1つのギアへと即座に乗り替えるので、ドライブが失われることはありません」とアリソン氏。「しかしながら、普通のギアボックスを思い浮かべてもらうとわかるように、シフトアップしたときには、高速で回転したまま、低速で回転するギアに移ります。アップシフトしたいなら、噛み合わせる次のギアに合わせて、すべての慣性をスローダウンさせなければなりません」
「たとえシームレス・シフトでも、次のギアに合わせて減速する必要のある回転部品が無いわけではありません」
メルセデスのギアボックスで問題になったのも、おそらくその辺りなのでしょう。
今後メルセデスはあまり攻めた仕様のギアボックスではなく、リスクの低いものを使用するそうです。
Source: Mercedes finds cause of gearbox failures | f1technical.net
ザウバー、ホンダと契約する確率は50%
ザウバーはロシアGPの週末に、2018年からパワーユニットをホンダに切り替えると発表しましたが、その決定を下したモニシャ・カルテンボーン氏がチームを追われたために、先行き不透明になっています。
ザウバーとホンダは、まだ正式に署名を交わしていないからです。
関係筋によると、ザウバーはホンダからの供給を念頭に置いて行動しているとのこと。
ホンダ側も、ザウバーへの供給準備を進めているとコメントしています。
しかしザウバーの代表にフレデリック・ヴァスール氏が就任したために、来季メルセデスと契約する可能性も出てきました。
ヴァスール氏はARTグランプリの代表を務めていた人物で、ARTグランプリはドイツツーリングカー選手権(DTM)において、メルセデスを走らせていたチームだからです。
しかし今年松下信治選手が所属しているのもARTグランプリですから、ホンダとの関係もあります。
ザウバーの株主たちが、どのような思惑でヴァスール氏を起用したのか。
ザウバーとホンダが契約する確率は、現状では50%と言うより他ありません。
Source: Sauber’s Honda deal in the balance | racer.com
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