日産Terra(テラ) SUV版リーフが新型EV大攻勢の先陣を切る!【10/24更新】
新型リーフを発表を1ヶ月後に控えた8月、日産はマレーシアの特許事務所に「Terra(テラ)」という名称を提出しました。
このテラという車は、新型リーフをベースとした電動クロスオーバーSUVであると見られています。
今回は日産テラの最新情報と、元になったテラ・コンセプトについてお伝えします。
更新情報
ティザームービーを追加しました。(2017/10/24)
テラ・コンセプトは燃料電池自動車だった
このテラという名前は、2012年のパリモーターショーで公開された、SUVのコンセプトカーと同じものです。
テラ・コンセプトは電気自動車(EV)ではなく、燃料電池自動車(FCEV)のデモンストレーションとして発表されました。
テラ・コンセプトのボディサイズは、ジュークとキャシュカイの間とされ、ボンネット下には2.5kW/Lの出力密度を持つ燃料電池を搭載、インホイールモーターで4輪を駆動します。
しかし日産がEVに注力し始めたために、テラ・コンセプトがFCEVとして日の目を見ることはありませんでした。
そのテラ・コンセプトがEVに姿を変え、電動クロスオーバーSUVの日産Terraとして帰ってきたのです。
日産テラの概要
新型リーフと同様に、60kWhのバッテリーオプションが用意されると見られています。
大容量のリチウムイオンバッテリーによって、テラは実走行においても480km程度の航続距離を確保できるでしょう。
また、後輪にモーターを追加することで、SUVらしい4WDに変更することもできます。
テラの武器=価格競争力
しかしテラでもっとも魅力的なのは、その価格です。
テラはSUVで室内が広いにも関わらず、セダンのテスラ・モデル3とほぼ同価格帯で登場すると考えられています。
つまり35,000ドル程度で、電動クロスオーバーSUVが手に入るのです。
テスラもモデル3をベースにした「モデルY」を計画中ですが、日産の方が動きが早いようですから、おそらくモデルYよりも先に発売されるでしょう。
モデル3の生産で手一杯なテスラ社が、今後1〜2年の間に新車を投入できるとはとても思えないので。
ティザームービー
日産のEV大攻勢が始まる
日産はテラ以外にも、リーフ・ベースのEVを多数計画中の模様です。
テラはその始まりにすぎず、電動SUVも各セグメント向けに複数のモデルが発売されるでしょう。
テラの発売時期はまだ不明ですが、リーフの発売後にはよりハッキリとした形で、テラの実像が見えてくると思います。
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