自動運転車のレースが始まる!

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その名も「ロボレース」

ある意味もっとも高価なパーツだったレーシングドライバーは、もう必要無くなるのかもしれません。フォーミュラEのサポートレースとして、自動運転車のレースが行われることが発表されました。

Driverless championship won’t signal end of motorsport – motorsport.com

フォーミュラEの代表であるAlejandro Agagは「モータースポーツを終わりに導くものではない」とコメントしていますが、モータースポーツの形はいやが上にも変わらざるを得ないでしょう。


自動運転車のレースで変わりそうなこと

①クラッシュが減る

交通事故の原因のうち、7割以上がヒューマンエラーだと言われています。

プロドライバーの場合はエラー確率もある程度低下すると思われますが、サーキットにおける事故もドライバーのミスが主原因であるのは同じでしょう。

自動運転車のレースでは車両同士の接触が大幅に減り、混乱は起こりにくくなるはずです。不確定要素の減少とともに、面白さも減るかもしれません。

②ファンがレーシングカーに乗れるようになる

クラッシュが減ると、ファンがレーシングカーに乗り込み、スピードやバトルを実体験することが可能になります。

これまでの自動車レースは、大抵の人にとって主に見るだけものでした。しかし自動運転車のレースにおいては、体験することが主流になるかもしれません。

③ファンがレース戦略を決定できるようになる

フォーミュラEには「ファンブースト」というシステムがあります。名前の通りファンから多くの投票を集めたドライバーが、一定時間エクストラパワーを使用できるシステムです。

自動運転車のレースの場合は、レース戦略をもファンが決定し、自動運転システムに遂行させることが可能です。マシンの状態を見ながらネット上でファン同士が議論して、ペース配分やピットタイミングを投票で決定し、車ごとの勝敗を競うことができるようになります。

④人間を乗せないことが前提のとんでもない形の車が出てくる

ドローンなどと同様、面白い形のレーシングカーが登場するかもしれません。速さだけを追求した車の形がどのようなものになるのか、見てみたいですね。

意外と楽しいかも

スポーツかどうかはさておき、自動運転車のレースは今までのモータースポーツでは考えられなかったような楽しみ方を、我々に提供してくれそうです。