スズキ・イグニスの口コミ・評価まとめ サイズは小さいが野心は大きい!?

スズキ車の評価・口コミ


スズキ・イグニスは、軽自動車の規格より少しだけ大きいサイズのコンパクトクロスオーバーです。一応SUVのようなデザインが施されていますが、"スペース“も"ユーティリティ“もありません。

しかしSUVライクなデザインのおかげで着座位置が高く、運転しやすい車になっています。生活感が希薄なのもデザインのおかげですね。サイズに頼らず軽自動車との差別化を狙う、かなり野心的なモデルです。

サイズ的にはパッソ/ブーンと競合しますが、遊びゴコロ溢れるイグニスは、本質的にはパッソと競合していないと思います。イグニス最大のライバルは、同じスズキのハスラーでしょう。

画像の出典: suzuki.co.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. パワートレイン
  5. ハンドリング
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全装備
  8. 値引き額・中古車動向
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

シート

フロントは広めのスペースが取られています。シートの感触はややスポンジーですが、悪くはないとの評価が多かったです。運転席シートヒーターは嬉しい装備ですね。(助手席は4WD車のみ)


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


リアにはフロントのしわ寄せが来ています。リアは頭上・足元ともに狭いですし、リアシートのリクライニングはわずかです。後席はハスラーの方が快適との声もありました。


画像の出典: autoc-one.jp


室内の質感と使い勝手

明るい色使いで圧迫感をやわらげています。ソフトパッドなどは使われていませんが、安っぽくは見えません。


画像の出典: suzuki.co.jp


ステアリングのテレスコピック調整がないのは残念ですね。

HYBRID MZの本革巻きのステアリングやシフトレバー、サイドブレーキレバーなどは、握り心地が良いと評判です。


画像の出典: car.watch.impress.co.jp

スズキ車といえば収納上手なイメージがありますが、イグニスにはティッシュボックスを収納するスペースがありません。小物入れも少なめです。


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ラゲッジスペース


画像の出典: autoc-one.jp


リアシートを最も後方まで下げたときは133L、最も前まで出したときには258L、リアシートを格納時には415Lのスペースが出現します。

ちなみにパッソ/ブーンは、リアシート使用時に193L、リアシート格納時に670Lとなっています。ちなみにパッソ/ブーンのリアシートは固定式なのでスライドしません

ラゲッジスペースの奥行きを、競合車種と比較してみましょう。数字はリアシート最後方〜最前方〜格納時です。

車種 奥行き(cm)
イグニス 430〜595〜1230
パッソ 505〜505(固定)〜1410
ムーヴ 325〜565〜1360
タント 290〜550〜1380

イグニスのラゲッジスペースは、リアシート使用時の使い勝手を重視しているようです。しかしリアシートを倒したときの奥行きは、フロント足元空間の割りを食っています。

ちなみにFF車の場合は床下に106Lのサブトランクが用意されています。また、リアシートを倒した後の空間はほぼフラットです。

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ナビ・電装系

インフォテイメント

純正のメモリーナビゲーションは見やすい位置にありますが、デザイン的にはちょっと浮いてますね。Apple CarPlayに対応しています。


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メーター・スイッチ関連

メーターは見やすいです。メータークラスター右側はマルチインフォメーションディスプレイになっています。


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エアコンはSFチックなデザインですが、アクの強いイグニスのデザインにはマッチしていると思います。


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


スイッチ類の一部は、配置が下すぎて操作しづらいです。

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エクステリア

個性的なデザインには、オレンジや赤など原色系のボディカラーが映えますね。

着座位置が高いので、乗降性に優れています。ただしリアは着座位置の高さに対して開口部の高さが低いので、若干乗り込みづらいです。ラゲッジ開口部も高すぎます

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パワートレイン

エンジンとギアボックス

坂道ではパワー不足です。また、加速の鈍さを指摘されています。アクセルに対するダイレクト感が薄いので、もっさり加速はCVTのせいかもしれません。

燃費

2WDは18.9〜21.4km/L、4WDは15.0km/L前後です。

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ハンドリング・取り回し

運動性能

車体が軽いので軽快に走りますが、スポーティというわけではありません。ステアリングもレスポンスは良いものの、ダイレクト感がイマイチです。タイヤの接地感はちゃんとあるんですけどね……。

また、ステアリングを切った後の戻り(復元力)が弱いのが気になります。

取り回し

着座位置が高いため前方視界に優れており、運転しやすいです。

しかし後方視界は太いCピラーに遮られています。バックモニタ、もしくは全方位モニタ必須でしょう。

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乗り心地・静粛性

路面の凹凸をコツコツと拾います。タイヤが大きいことと、足回りが硬いことが原因のようです。その代わり60km/L以上ではしっとりと安定してきます。

ホイールベースが短い車はピッチング※1方向の変化に敏感なので、それを抑えこむためにサスを固めてあるのかもしれません。

※1 車体を横から見た時に、前後のサスペンションが互い違いに伸び縮みするシーソーのような回転運動のこと。

静粛性

このクラスの車としては、エンジンノイズ・ロードノイズともによく抑えられています。またアイドリングストップからの復帰もスムーズです。

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安全装備

セーフティパッケージ(表中ではSPと表記)装着車の安全装備は、同クラスの競合車種と比べても群を抜いた充実度です。

安全装備 MZ MZ SP MX MX SP MG MG SP
横滑り防止装置
プリクラッシュブレーキ
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
ブラインドスポットアシスト
クルーズコントロール
レーダークルーズコントロール
ハイビームアシスト
アダプティブヘッドライト
ヒルホールドシステム
運転席・助手席エアバッグ
サイド・カーテンエアバッグ

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値引き額・中古車動向

値引き額

値引き対象 値引き額(万円)
車両本体 9.2
オプション 5.8

中古車動向

登録済み未使用車がわずかですが出回っています(2016年5月現在)。ですが新車とあまり価格差がないので、普通に新車を買ってしまった方が良いと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。