BMW X2 かっこいい新型SUVの登場で、CX-5が窮地に!?【10/26更新】

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新型SUV「BMW X2」の姿が明らかになりました。
これほどアグレッシブなルックスのSUVはなかなかありませんから、発売されればかなりのセンセーションを巻き起こすことでしょう。

コンパクトSUV界ではCX-5が一番のイケメンだと思われてきましたが、X2は手強いライバルになるかもしれません。

更新情報

正式発表された内容と公式画像を追加し、ページ全体の構成を見直しました。(2017/10/25)

擬装無しスパイショットを追加しました。(2017/10/11)

パテントイメージを追加しました。(2017/07/05)

BMW X2の動画を追加し、クーペSUVとは?を加筆しました。(2017/02/09)


BMW X2の概要

BMW X2は、最近流行りのクーペSUVです。
BMW X1がファミリーカー的な方向にモデルチェンジしたため、X2はスポーティーな車を好むユーザー層に向けて開発されています。

プラットフォームはUKLプラットフォームとなります。つまりBMW1・2シリーズやMINIと同じ、フロントエンジンの前輪駆動車(FF)を基本とするモデルです。

X2のボディサイズ

全長4360mm全幅1821mm全高1526mm(いずれも欧州仕様の数値)です。
日本仕様のX1と比較すると、全幅こそ変わらないものの、全長で1mほど短く、全高で84mm低くなっています。

ミニ・カントリーマン(日本名:ミニ・クロスオーバー)とプラットフォームが同じなので、ホイールベースも同様に2670mmとなります。

クーペSUVとは?

SUVのように高い地上高を持ちながらも、上のボディにはクーペ風のデザインが施されている車種のことです。

AMG GLC 63。典型的なクーペSUVだ。

狭義のクーペSUVは、メルセデス・ベンツGLCBMW・X6のような、デザイン優先のファストバック・クーペ的な車種のことですが、最近増えているのはハッチバック・クーペ的なスタイルで、ユーティリティ性にもある程度配慮されているものです。
BMW・X2は、後者に分類されるクーペSUVですね。

X2はハッチバックに近い。

SUV=スポーツ・ユーティリティ・ヴィークルなのに、室内の広さが制限されるクーペスタイルというのは矛盾がありますが、メルセデス・ベンツ・GLAマツダ・CX-4など、最近ではクーペSUVをラインナップするメーカーが増えつつあります。

なぜクーペSUVが増えているのか?

ユーティリティ的には普通のSUVに比べ不利なクーペSUVですが、普通のクロカン風SUVよりもスタイリッシュですし、視点が高いのでハッチバックよりも運転しやすいという特徴があります。

背の低いハッチバック車より、乗り降りしやすいのも大きなメリットです。
また、チャイルドシートに子供を乗せる(降ろす)にも、開口部の高さが高い方が便利なため、SUVは子供を持つ女性からの人気が高いです。

しかし背の高すぎる車だと、今度は立体駐車場(特にエレベーターで車を出し入れする機械式駐車場)の高さ制限に引っかかるという、新たな問題が生じます。
クロカン風のSUVは全高1550mm以上の車がほとんどなので、運用面で不安を抱えることになります。

でもクーペ的にルーフを低く処理されたSUVは、全高1550mm以下の車種が多いです。例えばメルセデス・ベンツGLAは1505mmですし、トヨタ・C-HRも1550mm(2WD車)となっています。
X2の全高も1526mmですから、立体駐車場で不便を感じることはないでしょう。

なので運転しやすく、乗り降りがしやすく、それでいてどこにでも停められるという、いいとこどりの車が、クーペSUVです。
荷室や室内の広さはやや狭くなるものの、ハッチバック車よりは広いため、ほとんどのユーザーはさほど問題視しません。

よってクーペSUVはハッチバックとSUVの中間的な車種として、独自のポジションを築いているのです。

FFなのにスポーティー?

スポーティーな車なのにFF(前置きエンジン・前輪駆動)なのは矛盾していると感じる人もいると思いますが、タイヤ性能が向上した現代では、FFでもスポーティーな車を作ることは容易です。
実際、MINIブランドの車はFFが基本ですが、運転の楽しさには定評があります。
X2でも「駆け抜ける喜び」は健在でしょう。

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BMW X2のエクステリア

市販バージョンのX2は、X2コンセプトにかなり近いデザインでの登場となりました。

トリムは「BASIC」「M SPORT」「M SPORT X」の3種類です。
BASICはサイドステップが黒なので一目でわかります。
上の画像の青いX2がM SPORT、トップ画像の黄色いX2がM SPORT Xです。

M SPORTとM SPORT Xのサイドステップは、両方ともボディ同色ですが、Xの方はフロントバンパー中央のカラーリングがフローズン・グレーとなっています。
また、M SPORTおよびM SPORT Xでは、19インチないし20インチのホイールを選択可能です。

X2コンセプト

X2のベースとなった、X2コンセプトの画像です。

またでかくなったキドニーグリル
ヘッドライト内に「X」の文字
CピラーのBMWバッジは、名車3.0CSLを彷彿とさせる。

画像の出典: netcarshow.com

X1との比較

ウエストライン(サイドウィンドウの下端)もかなり高い位置にある。下半分を隠すとハッチバック車にしか見えない。
BMW X1(F48)の画像。ルーフやウエストラインの高さを比べると、違いは一目瞭然だ。

画像の出典: netcarshow.com

比較用に反転したX1の画像。Aピラーが立っていて、ガラス面積も大きいため、背高に見える。

画像の出典: netcarshow.com

大きく張り出したフェンダーは、X2のスポーティーな性質を表している。
X1はクォーターパネル(Cピラー付近)が絞りこまれておらず、フェンダーのボリューム感が無い。

画像の出典: netcarshow.com

X2のパテントイメージ

BMW X2のスパイショット

スウェーデンで行われている冬季テストの模様。
伸びやかなプロポーションがかっこいい。
ボンネットが長く見えるデザインは、ジャガーF-PACE以降トレンドになっている。
マフラーは流石にコンセプトカーそのままとはいかないらしい。

画像の出典: motor1.com

ホイールがかっこいい

画像の出典: autoexpress.co.uk

擬装無しのスパイショット

既存のBMW車とは少し違う、上下の幅が広いヘッドライトだ。
ホイール以外は、かなりコンセプトに近いと思う。
サイドはコンセプトほどの派手さは無いものの、尻上がりに見えるようなデザインは健在。
リアにはわずかに擬装が残っているが、パテントイメージそのままなのは明らかだ。

画像の出典: autoguide.com

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BMW X2のインテリア

センターコンソールのタッチスクリーンは、6.5インチか8.8インチのものを選択できます。
また、スマートフォンとの連携が「BMW Connected+」としてパワーアップし、車両の遠隔操作(エアコンなど)、重要なデータの表示、車両への目的地の簡単な送信を実現しました。

ラゲッジスペース容量は470リッターと十分な容量が確保されていますが、X1よりも35リッター小さいです。

インテリアの内容も、トリムによって異なります。
「BASIC」トリムのシート表皮はファブリックですが、「M SPORT」や「M SPORT X」だと、ダコタレザーやアルカンターラシートとなったり、ドアトリムの加飾(パネルやライティング)が差別化されるようです。

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BMW X2の動画

https://www.youtube.com/watch?v=oi2KtXjg6io
開発テスト中の映像

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BMW X2のエンジン・トランスミッション

ローンチ時に用意されるエンジンは、2.0リッター・直列4気筒ガソリンターボと、2.0リッター・直列4気筒ディーゼルターボの2種類です。

グレード 排気量(L) 燃料 馬力(ps) トルク(Nm)
sDrive20i 2.0 ガソリン 192 280
xDrive20i
xDrive28i 231 349
xDrive20d ディーゼル 190 400
xDrive25d 231 450

前輪駆動のsDrive20iの0-100km/hは7.7秒、最高速は227km/hとなっています。

xDrive25dの0-100km/h加速は6.7秒です。

xDrive28iは北米向けで、ヨーロッパではラインナップされません。
なので日本でも販売されない可能性があります。
xDrive28iの0-100km/hは6.3秒、最高速は230km/hです。

また、2018年初頭には、1.5リッターディーゼル(150ps)もラインナップに加わります。

トランスミッションは、4輪駆動のxDriveに関しては8速ステップトロニック(AT)ですが、sDrive20iだけは7速DCTです。

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BMW X2の発売時期と価格

2017年末までにはデビューする予定です。

価格は当然のことながらX1とX3の中間となります。
日本ではX1が397万円〜、X3が612万円〜となっていますから、X2の価格は500万円前後になるでしょう。

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