C-HRのレビュー・評価 売れ行き好調なSUVだが欠点多い!?

トヨタC-HRは発売前こそ賛否両論あったものの、フタを開けてみれば発売後1ヶ月間で4万8000台を受注するなど、好調な滑り出しとなりました。
とはいえネット上にはC-HRに対する批判が燻っているのも事実。
そこで車知楽では、C-HRのレビューや評価、口コミなどをまとめることにしました。
画像の出典: netcarshow.com
C-HR エクステリアの評価
まずはルックスの評価に関する口コミです。
高評価
塊感があり、低く構えた姿がかっこいい。
筋肉質なプレスラインのおかげか、間延び感も無い。
画像の出典: autoc-one.jp
斬新なフロントデザイン。
好き嫌いは分かれるだろうけど、個人的には良いと思う。
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見た目の大きさはヴェゼルとさほど変わらないはずなのに、C-HRは小さく見える。
流れるウインカー(シーケンシャルウインカー)が個人的には好み。
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低評価
リアのデザインがゴチャゴチャしている。
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リアのドアノブが高い位置にあるので、四十肩だと辛いかも。
全体的にゴテゴテ感が強い。
好き嫌いが分かれるデザイン、ということに尽きますね。
これまで「80点主義」でやってきたトヨタからすると、C-HRは対極にあるような車です。
トヨタは車種ラインナップが豊富な会社ですから、C-HRだけで勝負する必要がありません。
それゆえに思い切ったデザインにできたのだと思います。
このデザインに惚れて即ハンコを押したという人も多いので、結果として新しいユーザー層を切り開けたのではないでしょうか。
C-HR インテリアの評価
続いては内装関連の口コミまとめです。
高評価
レザー内装は感触・カラーともにいい感じ。
シート自体のホールド性も良く、コクピット周囲のデザインと相まって包まれ感がある。
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前方視界、ドライブポジション、シフトレバー位置など、運転席の居心地は良かった。
センターコンソールの作り込みは価格以上のものがある。
ナビの取り付け位置が目線の先にあるので良い。
Gグレードは高級感がある。
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シートヒーターが2分くらいで温まるのですごく良い。
中評価
トヨタらしい高級感を感じられるデザインだが、車両価格からみると驚くほどのコストパフォーマンスというわけではない。
低評価
横幅が50プリウスより若干狭く、頭上の空間も少ない。
フロントシートを適正なポジションにすると、リアシートは膝がギリギリになるし、頭も天井につくほど。
リアシートの背もたれに体を預けた状態で横を向くと、壁。
ラゲッジスペースも床が高く、横幅が狭い。
画像の出典: car.watch.impress.co.jp
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テレスコ無し、チルト調整のみのハンドルで、スポーティーな外見とは裏腹に立ち気味のドラポジ。
S系グレードは相変わらず簡素。
樹脂製パーツ満載。
画像の出典: toyota.jp
どのシートに座っても圧迫感がある。
センタータンクレイアウトのヴェゼルと比較すると、C-HR・CX-3・ジュークのいずれであっても「狭いSUV」というレッテルが貼られてしまいます。
コンパクトSUVでかつ室内広々という車がどうしても欲しいというなら、ヴェゼルを買うしかないでしょう。
C-HRは内装がダークカラーだったり、窓の面積が小さかったりで、乗り込んだ際に圧迫感がありますから、ユーザーレビューでも狭さが強調されてしまう傾向にあるようです。
低評価コメントに「ドラポジが立ち気味だからスポーティーでない」というのがありましたが、ラリーなどでは立ち気味のドラポジが基本です。
低速域で走る車ほど立ち気味のドラポジの方が運転しやすいので、ドラポジが寝ていないとスポーティーでないという批判は、的外れかなと思います。
C-HR エンジン・燃費の評価

画像の出典: car.watch.impress.co.jp
ハイブリッドとターボ、それぞれの評価です。
ハイブリッド
高評価
ヴェゼルよりも力感は上。燃費はリッター20kmオーバー。
中評価
トヨタのハイブリッドとしては普通。
街乗りなら十分。
低評価
1.8Lのハイブリッドとしてはこんなものか。個人的にはもっと余裕が欲しいと思った。
動力性能は普通の車。
(低評価ターボよりも穏やかなセッティングで、重い印象。
ハイブリッドの動力性能は、やや物足りないようです。
スポーティーを売りにしている車なのに、なんだか肩透かしですね。
ターボ
高評価
アイドリングストップから再始動するときのショックが、大きく軽減された。
無理な追い越し等をしなければ十分な性能。
良いエンジンだと思うが、高速等での合流や追い越しでは回転数がかなり上がる。
1.2ターボとは思えないトルクを感じる。
坂道でもアクセルを踏み込めば加速していく。
低評価
出だしでは想像していたよりもパワー不足を感じた。
踏み込んでエンジンがかかれば、それなりの加速感があったが……。
1470kgの車重にはパワー不足。
アクセルを踏み込んでも、CVTの制御もあってもっさり加速しかしない。ノートe-POWERの方が加速が良い。
C-HRに何を望んでいるかによって、ターボエンジンの評価が分かれている気がしますね。
スポーツカーのような走りを求めている人からするとパワー不足に感じるエンジンであっても、実用車+αくらいの走りを求めている人ならば不満を感じないようです。
C-HR ハンドリング・取り回しの評価

画像の出典: netcarshow.com
高評価
結構なスピードでコーナーに入っても、背が高い車の割りにはロールが少ないので走りやすい。
ザックスのダンパーが効いているのか、少なめの舵角でキレイに曲がる。
ブレーキの効きは問題なし。
ブレーキホールド機能も便利。
低評価
見切りが悪い。後方視界はメチャクチャ悪い。
カメラがあるのである程度はカバーできるが……。
走りに関しては概ね好評でした。
ただし視界はかなり悪いようです。
デザイン重視の車の宿命なので、割り切るしかありませんね。
安全装備でカバーするしかないでしょう。
C-HR 乗り心地・静粛性の評価
高評価
大満足! 同価格帯の車やSUVと比べ物にならないほど良い。
不安定感なく、とても静か。
クラウンに匹敵するくらい快適。
低評価
車体全体で衝撃をいなす感じ。
乗り心地自体は良いけどフワフワ感が残っていて、長く乗ると車酔いしそう。
トヨタ車の乗り心地で必ず出てくるのが「フワフワ感」です。
ザックスダンパーの採用で、C-HRはかなり収まりの良い脚になっているのですが、それでも「柔らかすぎる」との声が複数見受けられました。
でも脚の固さは個人の好みによるところが大きいので、ドイツ車からの乗り替えでもなければ問題ないと思います。
C-HR 価格の評価
低評価
ハッキリ言って高い。
ハリアーすら射程圏に入る価格が全てを台無しにしている。
乗り出し400万円もあり得る車なので、価格面の評価は厳しくならざるを得ません。
中古のハリアーや、エクストレイルを購入した方が幸せになれるかも?
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