新型ワゴンR ハイブリッドは低燃費化、室内さらに広々、価格は安く【1/29更新】
新型ワゴンRのカタログが流出しました。
主な装備とスペック表が明らかになったので、先代ワゴンRやダイハツ・ムーブとの差を検証してみます。
更新情報
新型ワゴンRスティングレーの項目を追加し、価格表を更新しました。(2017/01/29)
画像の出典: indianautosblog.com
新型ワゴンRのサイズ
主要諸元 | 新ワゴンR | 旧ワゴンR | ムーブ |
---|---|---|---|
全長 | 3395 | ||
全幅 | 1475 | ||
全高 | 1650 | 1660 | 1630 |
W/B | 2460 | 2425 | 2455 |
室内長 | 2450 | 2165 | 2080 |
室内幅 | 1355 | 1295 | 1320 |
室内高 | 1265 | 1265 | 1280 |
車重(kg) | 790 | 820 |
W/B……ホイールベースの略
表中の数字の単位は、車重以外は全て「mm」
先代ワゴンRはホイールベースがムーブより短かったのですが、新型ワゴンRではムーブを上回るホイールベース長を確保してきました。
そのため新型ワゴンRの室内長は一挙に285mmも伸び、ムーブを370mmも上回っています。
また、室内幅が60mmも拡大されたため、新型ワゴンRの室内は、ムーブ以上に広々と感じられることでしょう。
新型ワゴンRのエンジン・燃費
主要諸元 | 新ワゴンR | 旧ワゴンR | ムーブ |
---|---|---|---|
エンジン出力(ps) | 52 | ||
エンジントルク(Nm) | 60 | 63 | 60 |
モーター出力(ps) | 3.1 | 2.2 | 無し |
モータートルク(Nm) | 50 | 40 | |
燃費(km/L) | 33.4 | 33.0 | 31.0 |
表中の数値は2WD・自然吸気車のもの。
ワゴンRはマイルドハイブリッド車の数値。
新型ワゴンRではターボグレードが廃止(スティングレーに関しては不明スティングレーはターボ存続のようです。詳細は新型ワゴンRスティングレーの項目をご覧ください)され、マイルドハイブリッドの「HYBRID FZ」「HYBRID FX」と、ノンハイブリッドの「FA」というグレード構成になりました。
旧ワゴンRにもマイルドハイブリッドは搭載されていましたが、新型のモーターはパワーが+0.9ps、トルクが+10Nmアップされ、より力強いアシストを得られるように改良されています。
車重は790kg(FZグレード)のまま変わっていないので、加速時に体感できるくらいの違いがあるはずです。
また、アイドリングストップから復帰した後、モーターのみで最長10秒間クリープ走行できる機能が追加されました。
新型ワゴンRの装備
全てを列挙すると雑多になるので、目新しい部分だけを紹介します。
最上級グレードの「HYBRID FZ」には、LEDヘッドランプを標準装備。
ハロゲンの他グレードとはヘッドライトユニットのデザイン自体も異なるなど、差別化が図られています。
同じく「HYBRID FZ」には、ヘッドアップディスプレイ(HUD)が装着されるようです。
セーフティパッケージ装着車(+6万円ほどのオプション)のみですが、HUDが軽自動車に採用されるのは、おそらく初めてのことではないでしょうか。
ワンクラス上の車並みに装備が充実していますね。
内装の大きな変更点としては、センターメーターが採用されたことですかね。
かなり巨大なメーターが確認できます。
新型ワゴンRスティングレー
次期スティングレーのグレードは、「HYBRID T」「HYBRID X」「L」という3種類です。
新型スティングレーはLEDヘッドランプや電動格納ドアミラー、ステアリングスイッチなどを全車標準装備。
ハイブリッド系グレードには、デュアルセンサーブレーキサポートやヘッドアップディスプレイも標準装備されています。
HYBRID Tは、64ps・98Nmの直列3気筒ターボエンジン+マイルドハイブリッドを搭載する最上級グレードとなります。
車重は800kgですから、走りはさぞや爽快なことでしょう。
HYBRID Xは自然吸気エンジンなので、パワーや燃費などのスペックは標準車の「HYBRID FZ」と同じです。
外装デザインを変更し、さらに装備を充実させたHYBRID FZといった趣のグレードですね。
Lは装備充実のノンハイブリッドモデルと考えればいいと思います。
新型ワゴンRの価格
車種 | グレード | 2WD車の価格 | 4WD車の価格 |
---|---|---|---|
新ワゴンRスティングレー | HYBRID T | 165.8 | 177.9 |
HYBRID X | 148.8 | 160.9 | |
L | 129.3 | 141.4 | |
新ワゴンR | HYBRID FZ | 135.0 | 147.0 |
HYBRID FX | 不明 | 不明 | |
FA | 107.8 | 120.2 | |
旧ワゴンRスティングレー | T | 161.4 | 173.5 |
旧ワゴンR | FZ | 137.3 | 149.4 |
ムーブ | X | 125.3 | 137.7 |
数値の単位は「万円」
新型ワゴンRは「室内の拡大」「モーターのパワーアップ」「燃費の向上」を果たしたにもかかわらず、旧ワゴンRよりも安くなります。
ノンターボで最も燃費が良い「ムーブ・X」の10万円高ですが、スズキは勝てると踏んでいるようですね。
スティングレーに関しては新型の方が高いですが、新型スティングレーの「HYBRID T」「HYBRID X」には、セーフティーパッケージが標準装備されているため、実質的には値下げと言ってよいと思います。
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