ポルシェ新型911(タイプ992)リアウイングを備えた謎のプロトタイプの正体は?
ポルシェ・911(992型)に、新たなバージョンが追加されるかもしれません。
リアウイングを装着したテストカーが目撃されました。
リアウイングのサイズは小さめなので、GT3とは異なるモデルのようです。
このページでは新型ポルシェ911(992型)の画像と最新情報をまとめています。
更新情報
謎のプロトタイプのスパイショットを追加しました。また、インテリアのスパイショットを削除しました。(2019/05/07)
カブリオレのスパイショットを追加しました。画像が多くなりすぎたので、992クーペのスパイショットは削除しました。(2018/12/14)
正式発表されたエクステリア画像と、正式発表されたインテリア画像を追加し、価格・発売日の情報を更新しました。オフィシャル画像と同様の内容なので、リーク画像は削除しました。また、9月以前の更新情報も削除しました。(2018/11/28)
リーク画像を追加しました。(2018/11/25)
ティザー画像を追加しました。(2018/11/06)
シャシーとカレラおよびカレラSのエンジン、およびPDK2に関する情報を追記しました。(2018/10/14)
911GT3(タイプ992)のスパイショットを鮮明なものに差し替えました。(2018/10/12)
911GT3(タイプ992)のスパイショットを最新のものに差し替えました。また、古いエクステリア画像を削除しました。(2018/10/01)
911GT3(タイプ992)のスパイショットを追加しました。(2018/09/15)
予想CGと古いスパイショットを削除し、カモフラージュ無しのスパイショットに新たな画像を追加し、パワートレインに関する情報を更新しました。また、2018年以前の更新情報を削除しました。(2018/09/07)
ポルシェ911(992型)エクステリア
ティザー画像
世界中のあらゆる道でテスト走行した様子を収めたティザー画像です。
デスバレーのような気温50℃の灼熱地帯や、フィンランドのような極寒の地、コロラド州エバンス山の標高4,300m地点(空気が極端に薄い)、ニュルブルクリンク、都市の交通渋滞など、考えうるほぼ全ての極限状態でテスト走行を行っています。
992クーペ(公式画像)
クリックで拡大できます。
カブリオレのスパイショット
911GT3(タイプ992)のスパイショット
動画
次期911 GT3と思しきテストカーが、モンツァでテストする様子を捉えたものです。
エアロの過激さからすると、911 GT3 RSのテストカーかもしれません。
ターボ化の噂もあった次期GT3ですが、映像の車両は自然吸気エンジン特有の甲高いエキゾーストノートを響かせています。
また、変速はPDKで行われているようです。
謎のプロトタイプのスパイショット
このテストカーがどのグレードのプロトタイプなのかはわかりません。
もしかすると、新しいオプション装備(例えばカレラのエアロキットなど)をテストしているだけなのかもしれませんが、それにしてはエアロの変更が大掛かりな感じです。
GT3としては大人しめの外観なので、GTS等のバリエーションである可能性があります。
ポルシェ911(992型)のインテリア
992クーペのインテリア(公式画像)
クリックで拡大できます。
ポルシェ911(992型)の概要
シャシー
シャシーには、最新のMMBプラットフォームが採用されます。
高強度のスチールとアルミニウムが広範囲に採用されており、高剛性と軽さを両立したプラットフォームです。
基本的には991から変わっていませんが、エンジンマウントに関しては大きく変わりました。
992はエンジンマウントがフラット6のシリンダーヘッドにあり、より車体中央に近づけてあるため、リアアセンブリ全体の剛性が上がり、わずかながら軽量化にも貢献しています。
ワイドになったリアフェンダーは、重量増を嫌ってアルミ製に変更されました。
これにより10~15kg軽くなったそうです。
ちなみに車重はカレラ(MT仕様)は1452kgをやや下回り、カレラ(PDK仕様)は1485kgといわれています。
最新のカイエンに追加されたポルシェ・サーフェス・コーテッド・ブレーキ(PSCB)が、992にもオプションで用意されます。
タングステンカーバイドが表面にコーティングされたブレーキは、耐久性と制動能力を向上させるだけでなく、ブレーキダストも減らす優れものです。
PSCBのキャリパーは白くペイントされます。
タイヤは、992カレラが前19インチ後20インチ、992カレラSが前20インチ後21インチです。
前後のホイール径が異なるのは、RSモデル以外では初めてのことです。
ボディサイズ
全長は20mm長くなります。
現行型のカレラが4499mm(日本仕様)なので、992は4520mm前後となるでしょう。
全幅は1850mmです。
現行型のカレラと比較すると、40mm以上も幅広になります。
パワートレイン
カレラおよびカレラS
エンジンは、991.2型の3.0L・水平対向6気筒ターボが992型にも搭載されますが、インタークーラーが大きくなり車体中央に移設される他、ピエゾ式インジェクターに変更されます。
LAオートショーで発表されたのは、カレラSおよびカレラ4Sのみです。
992カレラSおよびカレラ4Sには、991.2のカレラGTS用のタービンが装着され、30psアップの450psとなりました。
0-100km/hは、カレラSが3.7秒、カレラ4Sは3.6秒です。
スポーツクロノパッケージ(PASNおよびPDCC含む)を装着すると、0-100km/hのタイムはさらに0.2秒短縮されます。
カレラに関しては、991から15psアップの385psにとどまるという情報と、420psになるという情報があり、まだ確定していません。
992カレラの登場は、来年3月になる予定です。
GT3およびGT3 RS
これまでの911GT3と911GT3 RSには、自然吸気エンジンが搭載されてきました。
しかしタイプ992のGT3およびGT3 RSには、ターボエンジンが搭載されるという噂があるようです。
パワーが現行型の500psを上回るのはもちろんのこと、トルクも大幅に増えて710Nmになると言われています。
しかし2018年9月にイタリア・モンツァでテストをしていた次期911 GT3と思しき車両は、自然吸気エンジンを搭載しているようでした。
自然吸気が継続される可能性もありそうです。
ターボおよびターボS
ターボおよびターボSがハイブリッド化されるという情報が流れていましたが、ポルシェは重量増加を嫌い、ノンハイブリッドでいくことに決めたようです。
3.8リッター・フラット6を過給したエンジンは、ターボで600ps、ターボSでは639psに達すると言われています。
プラグインハイブリッド
3.0リッター・フラット6ターボにモーターと11kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたもので、487psを発生すると言われています。
ポルシェは992のプラグインハイブリッドで700psオーバーも可能だと語っており、ターボS以上にパワフルな911が登場する可能性も否定できません。
PDK2
992に搭載される8速のPDKは、従来の2軸設計から、4軸設計に変更されたもので、基本的にはパナメーラのものと同じです。
しかし992のギア比はパナメーラほどワイドではなく、991と同様だといわれています。
これはPDK1(991の7速PDK)では離れていた6速と7速の間を埋め、よりクロスしたギア比にするためです。
ポルシェ911(992型)の価格・発売日
2018年11月のロサンゼルス・モーターショーにおいて、カレラSおよびカレラ4Sがワールドプレミアされました。
発売は2019年初頭となります。
ドイツ本国での価格は、カレラSが120,125ユーロ、カレラ4Sが127,979ユーロです。
1ユーロ=128円換算だと、カレラSが1,441.5万円、カレラ4Sが1,638.1万円となります。
単純換算だと991型の日本価格よりも若干安いので、日本導入時にはもう少し高いプライスタグが付けられるかもしれません。
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