VW新型トゥアレグ プアマンズ・アウディQ7とは言わせない【3/24更新】
フォルクスワーゲン(VW)の大型SUV「トゥアレグ」の新型が発表されました。
第3世代となる新型は、新たなプラットフォームにより大幅に軽量化されているのが特徴です。
今回は新型トゥアレグの概要を、画像と併せてご覧ください。
新型トゥアレグの概要
エクステリア
ボディサイズ
各部寸法(mm) | 旧型との差(mm) | |
---|---|---|
全長 | 4878 | +77 |
全幅 | 1984 | +44 |
全高 | 1702 | -7 |
プアマンズ・アウディQ7ではない
トゥアレグはアウディQ7の姉妹車ですが、決して「安いQ7」ではありません。
とくに新型トゥアレグのデザインモチーフは「T-Primeコンセプト」であり、押し出し感の強いQ7とは対照的なものだからです。
Q7のような押し出しの強いデザインを嫌う人は結構いるので、比較的シンプルなトゥアレグはそういった人たちの受け皿となります。
よって「プアマンズ・Q7」という評価はふさわしくないでしょう。
画像の出典: netcarshow.com
インテリア
インテリアにおける最大の特徴は、15インチのタッチスクリーンが採用されたことです。
12インチのデジタル・インストゥルメント・クラスターと併せて、ドライバーにより多くの情報を伝達できるようになりました。
また、ほとんどの物理ボタンは廃されており、タッチスクリーンで操作するよう変更されています。
シャシー
シャシーは大幅に軽量化されました。
プラットフォームはアウディ・Q7(2代目)と同じMLB evoなのですが、そのQ7は初代から325kgも軽量化されました(3.0 TDIでの比較)
新型トゥアレグは全長が77mmも長くなり、全幅も44mm拡大されているため、106kgの軽量化にとどまっていますが、それでも相当なものです。
走行面ではアクティブ・アンチロールバーが装備され、快適性が向上しました。
オプションでエアサスの選択も可能です。
パワートレイン
排気量(L) | タイプ | 燃料 | 最高出力(ps) |
---|---|---|---|
3.0 | V6 | ディーゼル | 231 |
286 | |||
ガソリン | 340 | ||
V8 | 423 |
また、「GTE」というグレード名で、プラグインハイブリッドが投入されます。
組み合わされるエンジンは不明ですが、367psを発生し、58kmのEV走行が可能です。
トランスミッションは全グレードで8速オートマチックとなります。
安全装備
トラフィックジャムアシストやレーンキープアシスト、プリクラッシュブレーキ、ナイトビジョンカメラなどの安全装備が用意されています。
価格・発売時期
ヨーロッパでの発売は2018年夏の予定です。
日本にも2018年中には導入されるでしょう。
価格に関する情報はまだありませんが、装備内容等が豪華になっているため、2代目よりも高額になると思われます。
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