デイリーF1ニュース(2017年4月24日号) マクラーレンは毎年インディ500に出たい 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マクラーレンは毎年インディ500に出たい
- ハミルトン「マクラーレンやウィリアムズと争いたい」
- ルノー、レースペース改善に自信
- ロシアGPはハースにとって試金石
それではご覧ください。
マクラーレンは毎年インディ500に出たい
マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウン氏は、アラバマで行われたインディカー・シリーズ第3戦で会見に出席し、「マクラーレン・ホンダが毎年インディ500で競争するのを見たい」とコメントしました。
「マクラーレンはインディカー・レースの大ファンです。私たちはインディカーを素晴らしいモータースポーツだと考えてますし、個人的にも人生においてその周辺にいた(ブラウン氏はインディライツにドライバーとして出場していたことがある)ので、ここに来るのはとても興奮しています」
「私はマクラーレンをこの場でもっと定期的に見たいと思っていますよ。フェルナンドともう一度出るかって? ええ、絶対に。モナコGPとインディ500が同じ週末に開催されるという問題があり、私たちがF1でチャンピオン争いをしているのを望みますが」
F1ではまったく勝負になっていないマクラーレンですが、アロンソのインディ500参戦というアイデアによって、かなりの広告効果を得ているはずです。
それが実現したのはアロンソ自信の野望もさることながら、ブラウン氏のインディカーに対する思い入れも影響しているのだと思います。
Source: Brown wants McLaren to race every year at Indy | en.f1i.com
ハミルトン「マクラーレンやウィリアムズと争いたい」
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、マクラーレンやウィリアムズの復活を望んでいます。引退する前に、名門2チームのドライバーたちとタイトル争いがしたいと考えているのです。
「F1を見ていて悲しいのは、ウィリアムズとマクラーレンが低迷していることだよ。彼らはいるべき場所に戻っていない」とハミルトン。
ウィリアムズは2003年以来タイトルに挑戦できておらず、マクラーレンは2013年にハミルトンが抜けてから、1勝も上げていません。
「私の希望は、私がF1に残っている間に、ウィリアムズやマクラーレンが私たちの所まで上がってきて、トップチームの最前線に力強く立つことです」
日本がF1ブームに沸いていたころは、ウィリアムズやマクラーレンが優勝争いの常連でしたから、日本のF1ファンの中にも、両チームへの思い入れがある人は多いでしょう。
しかしウィリアムズはメルセデスのカスタマーPUを使っていますし、マクラーレンはホンダがあの体たらくですから、ハミルトンの望みが叶う可能性はかなり低そうです。
タイトルを争うチームを増やすためには、F1に参戦する自動車メーカーを増やさなければなりません。ワークスチームでなければ、タイトルへの挑戦権すら手に入らないのですから。
Source: Hamilton also wants to fight with McLaren and Williams | en.f1i.com
ルノー、レースペース改善に自信
予選では目を見張るスピードを見せるものの、レースではズルズルと順位を落としてしまう傾向にあったルノー。
しかし、最高技術責任者のボブ・ベル氏によると、レースペースを引き上げるための解決策を見つけ出したそうです。
「タイヤとエアロの組み合わせにより、あらゆる状況下で機能するようにしています。私たちは何をする必要があるのかを知っています。これまで出来ていなかったのは、それをトラックで実証し、そのわずかな差をトラックまで届ける、そのようなアップグレードを実施することでした」
「私たちが持っていないのは、ショートランでもロングランでも同じようなペースを得ることができるフラットな運営体制であり、それが私たちの目標です」
以前ヒュルケンベルグが「トップチームとの違いは細部にある」とコメントしていましたが、ベル氏も同じ趣旨のことを語っていますね。小さなことの積み重ねが、積もり積もって大きな差になるということなのでしょう。
Source: Renault in the process of solving race pace form – Bell | en.f1i.com
ロシアGPはハースにとって試金石
バーレーンGPでは見事8位に入賞したロマン・グロージャン(ハース)は、彼の駆るハースVF-17・フェラーリが、もしロシアGPでもポイントを獲得できるならば、どこのサーキットに行ってもポイント圏内を走れるという見通しを持っています。
「僕たちはロシアに行く。そこは昨年、僕たちにとって少しタフだった場所だ。進歩を遂げたかどうか、あらゆる種類のサーキットで上手く機能するかどうかを見るつもりです。もしそうなら、どこでもポイントを獲得できます」
「多くは気温に左右されます。バーレーンの舗装は荒れています。ロシアはスムーズです」
ソチ(ロシアGPの開催地)は、セットアップこそバーレーンと似ているものの、それ以外は対照的なコースのようです。バーレーンでもロシアでも速ければ、あらゆるコースで速く走れるマシンだと言えます。
もちろんこのことは、ハースだけに当てはまるわけではありません。バーレーンとロシアにおけるフェラーリやメルセデスのパフォーマンス差は、今シーズンを占うものとなるでしょう。
Source: Grosjean looking to extend points tally in Russia | en.f1i.com
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デイリーF1ニュース(2017年4月23日号)| 車知楽
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デイリーF1ニュース(2017年4月25日号)| 車知楽
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