デイリーF1ニュース(2017年4月28日号) アロンソ「移籍したことを後悔していない」 他

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • アロンソ「フェラーリから移籍したことを後悔していない」
  • 現役F1ドライバーによるエンジン格付け
  • 2013年のコンコルド協定における不正疑惑
  • ベッテル「ライコネンはベストドライバーの1人」

それではご覧ください。

トップ画像の出典: f1technical.net


アロンソ「フェラーリから移籍したことを後悔していない」

フェルナンド・アロンソは、本来ならば2016年までフェラーリで走る予定でした。しかしマクラーレン・ホンダへと移籍するために、2年早く契約を切り上げた経緯がありました。

その後アロンソは3シーズンに渡って苦戦しているのに対し、セバスチャン・ベッテルをエースに迎えたフェラーリは復活し、今年はメルセデスと互角以上の戦いを演じています。

そうなるとアロンソが移籍を後悔しているのでは? という疑問も出てきますが、当のアロンソは今の自分に満足しているようです。

「私がいたときのフェラーリは、勝てないことに対するストレスがひどかった。1年目や2年目はまだいいとしても、7・8年目になったらかなり難しいだろう。ここ2年の結果はどうあれ、より人間らしく生きられるようになったとは思う」

「たぶんあなた(記者のこと)がこの質問をしているのは雑誌の表紙を飾るためだろうし、『浪費された才能』について語ることもできるが、私は自分のキャリアにとても満足しているし、過去に競争力のある車に乗れたし、様々なことを達成するチャンスを得られたことを神に感謝している。とても才能があっても一度も表彰台に乗っていないドライバーもいる。未来はやって来なければわからない、ただ私がしてきたことと、今の私にとても満足しているよ」

アロンソがマクラーレン・ホンダでチャンピオンになるよりも、悟りを開く方が早そうに思えるほど、なんだか達観していますね。
世界中のメディアからの批判にいちいち怒っていたら身が持ちませんから、彼なりの処世術なのでしょう。

Source: Fernando Alonso: Still no regrets about leaving Ferrari for McLaren | espn.co.uk

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現役F1ドライバーによるエンジン格付け

メルセデス1強時代が終わったことは、当のメルセデス自身が認めています。しかしメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの相対的な性能差は、実際にはどの程度あるのでしょうか。

セルジオ・ペレス(フォース・インディア)によると、メルセデスが優位なのはホンダに対してのみで、フェラーリはもとより、ルノーもメルセデスと同等の性能を有していると考えているようです。

しかしマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ペレスの評価に異議を唱えています。
メルセデスは予選でパワーアップできるモードを持っていると見ているからです。

フェルスタッペンも、レースではメルセデスとルノーはほぼ互角だと言います。でもルノーには予選でパワーアップできるモードが無いため、その差が結果となって表れているそうです。

Source: Verstappen at odds with Perez’s engine claims | en.f1i.com

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2013年のコンコルド協定における不正疑惑

イギリスの重大不正捜査局は、2013年7月にフォーミュラ・ワン・グループ(商業権保有者)とFIAとの間で締結されたコンコルド協定に関して、捜査を開始することを検討しているようです。

FIAが契約締結のために500万ドルの一括支払いを受け、F1から株式の1%を46万ドルで受け取った件が問題視されています。
この株式は当時7000万ドルの価値があったと見られており、売却額が明らかに安すぎることから、FIAとF1に贈収賄の疑いがかけられているのです。

当時F1の筆頭株主であったCVCは、贈収賄の疑惑を否定しました。
また、コンコルド協定にサインしたバーニー・エクレストン(当時F1のCEOだった)も、取引の交渉に関与していないと話しており、CVC会長が交渉を主導したとしています。

重大不正捜査局は、正式な調査開始前の手順として、証拠を精査している最中です。もし捜査が開始された場合には、電子メールや銀行記録等の重要書類を引き渡すよう強制する権限を行使することになります。

Source: Serious Fraud Office asked to investigate 2013 deal between Formula 1 and FIA | itv.com

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ベッテル「ライコネンはベストドライバーの1人」

復調の気配が無いキミ・ライコネンですが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、それでもライコネンがベストドライバーの1人だと考えているようです。

「バーレーンでは、明らかにスタートと最初のラップで(ライコネンは)割りを食ってしまった。そうでなければ、彼は表彰台にいただろうね」とベッテル

「外部の人間とは対照的に、僕は(チームの内部から)何が起こっているかを正確に見ているよ。ここまでは彼に追い風が吹いていなかった。でもF1において最も才能のあるドライバーの1人であることを疑う人は、パドックにいないはずだ」

「昨年を振り返ると、僕にも思うようにいかないレースがいくつかあった。いつだってアップダウンはあるけど、シーズンを通してみると収支は等しくなるものなんだ」

とはいえフェラーリの上層部(主にマルキオンネ会長)は、ライコネンのパフォーマンスに満足していません。契約も今年までですし、早いところ結果を出さないと、来シーズンはシートを失ってしまうでしょう。

Source: 'Raikkonen still one of the best’, says Vettel | en.f1i.com

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