BMW i3がマイナーチェンジ スポーティーな「i3S」を追加
BMWのEVであるi3が、マイナーチェンジ(M/C)されます。
今回のM/Cにおける最大の変更点は、フロントバンパーのデザイン変更と、スポーティーな「i3S」の追加です。
では新型i3を早速見ていきましょう。
新型i3の画像
エクステリア
フロント
エクステリアにおける最大の変化は、フロントフォグランプ形状の変更です。
それに合わせてフロントバンパーもデザイン変更されています。
サイド
ボディサイドでは、ルーフラインに沿うようなシルバー加飾をオプションで追加できるようになった以外には、これといった変更点はありません。
リア
リア周りもほぼ旧型と変わらず、リアバンパー上部に水平なシルバーラインが追加されただけです。
ボディカラー
メルボルンレッドメタリックとインペリアルブルーメタリックという、2つの新色が追加されました。
他にはホワイト、ブラック、グレー、そしてプロトニックブルーを選択できます。
また、ツートーンカラーを強調するために、ボンネットをブラックにすることも可能です。
インテリア
インテリアにおける変更点は、iDriveが最新型(iDrive 6)になったことです。
また「ギガブラウンナチュラルレザー」と、「キャラムスパイスグレイウールクロス」のインテリアトリムが新たに追加されています。
i3Sの主な変更点
新たに追加されたi3Sの、主な変更点は以下のとおりです。
- パワーが14馬力アップ(170ps→184ps)
- トルクが20Nmアップ(250Nm→270Nm)
- 0-100km/h加速6.9秒(i3は7.2秒以上)
- 車高10mmダウン
- 全幅40mm拡大(ホイールアーチエクステンション装着)
- 専用のスプリングとダンパー、スタビライザー装着
- 最適化されたダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)
- 20インチホイール(2トーンカラー)
- i3とは異なるフロントバンパー形状
i3S専用にセットアップされたDTCは、「マイルドで安全に制御可能なドリフトを可能にする」とBMWは主張していますが、i3でドリフトする人なんているんですかね?
i3Sは出力が向上しているだけに、燃費に関してはi3よりも悪化しています。
NEDC基準の数値によると、i3は1回のフルチャージで299km走行可能なのに対し、i3Sは278kmしか走行できません。
実燃費に近い米国EPA基準の数値はまだ公表されていませんが、i3の航続距離は旧モデルと同じ(EPAだと198km)なので、そこから推測するにi3Sの実燃費は、185km前後と考えられます。
新しい充電方法
新型i3には、ターボコードと呼ばれる、新しい充電器が用意されています。
これは240Vでの充電を可能にするものです。
もちろん旧型と同じく、120Vでの充電もできます。
ターボコードを使用し、240Vで充電した場合には、わずか3時間でフルチャージ可能です。
120Vとの比較では、3倍も早くなります。
新型i3の安全装備
- アクティブ・ドライビング・アシスタント
- アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ/ゴー付き)
- アドバンスド・リアルタイム・トラフィック・インフォメーション
- コネクテッド・ドライブ・サービス
- デイタイム・ペデストリアン・プロテクション
- フロンタル・コリジョン・ワーニング
- シティ・コリジョン・ミティゲーション
- パーク・ディスタンス・コントロール
これらの安全システムは、iDrive 6のインターフェースから操作できます。
新型i3の価格・発売時期
英国価格では1000ポンド(約14万円)高くなるそうです。
よって日本でも価格上昇は確実でしょう。
現行型i3の日本価格は509〜618万円ですから、新型i3は523〜632万円くらいになると思います。
英国価格を参考にすると、i3Sは2900ポンド(約40.6万円)ほど高いです。
よってi3Sの日本価格は、560万円オーバーになると思われます。
発売時期はまだ公表されていませんが、おそらく9月14日からのフランクフルト・モーターショーで実車がお披露目されるので、それから間を置かずに発売されるはずです。
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