デイリーF1ニュース(2017年11月16日)ハミルトン「私はDRSのファンではない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ハミルトン「私はDRSのファンではない」
- Fインディア、ラッセルにさらなる役割を期待
- F1技術がスーパーマーケットの役に立つ!?
それではご覧ください。
ハミルトン「私はDRSのファンではない」
ブラジルGPではピットスタートからの追い上げで、オーバーテイクショーを披露してくれたルイス・ハミルトンですが、そのこと自体に興奮はなかったようです。
「正直言って、彼ら(ハミルトンが抜いたドライバー)のうちの誰かが、私にとって特別だったという感じはなかった」とハミルトン。
「私はDRSの大ファンではない。DRSが追い越しを可能にすると考えているが、それはF1のコンセプト全体の究極の欠陥に対する、バンドエイドのようなものだ」
「私はそれ(ブラジルGPのオーバーテイク)についてはとても嬉しかったが、私がやりたいと思っていた、それとは別の目立ったオーバーテイクの動きはなかった」
ハミルトンによると、他のサーキットでは1.5秒ほど速くないと抜けないそうですが、インテルラゴスではもう少し小さな差でも抜けるそうです。
それでもDRSに頼らなければならないのですから、現在のF1においては、DRS無しでレースするのは不可能と言えるでしょう。
Source: Hamilton once again nails F1’s 'ultimate flaw’ | en.f1i.com
Fインディア、ラッセルにさらなる役割を期待
メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルは、ブラジルGPのFP1において、フォース・インディアのマシンを走らせました。
19歳のGP3チャンピオンは、非常に印象的な走りを見せたようです。
フォース・インディアの副社長であるボブ・ファーンリーも、ラッセルを絶賛しています。
「週末の彼のパフォーマンスは素晴らしかった。彼はとてもうまくやっていた」とファーンリー。「彼はこの車で、このブラジルのトラックを走ったことが無かったのにね」
「われわれは、来年もっと一緒にやれることがないかと彼に話している」
フォース・インディアの開発ドライバーは、現在アルフォンソ・セリスが担当していますが、ラッセルはセリスに取って代わるかもしれません。
ラッセルがメルセデスのドライバーだから、というだけではなさそうですね。
Source: Force India eyes long-term role for Russell | en.f1i.com
F1技術がスーパーマーケットの役に立つ!?
ウィリアムズのF1技術が、スーパーマーケットの省エネに役立つのだそうです。
F1マシンのリアウィングにインスパイアされた「Aerofoil(エアロフォイル)」という装置は、冷蔵庫から冷気が通路へと流れ出すのを防ぐことができます。
この装置は、エアロフォイル・エナジー社とウィリアムズが協力して開発しました。
画像の出典: theengineer.co.uk
1店舗だけでは大した節約にならないようですが、もし英国第2のスーパーマーケットチェーンである「セインズベリーズ」の1400店舗に導入された場合には、年間4400万kWhもの電力を削減できるそうです。
すでにセインズベリーズの50店舗でこのAerofoilは導入されており、15%のエネルギー削減が見込まれています。
冷蔵庫から冷気が流出しづらくなるため、通路の温度が4℃も上がるそうです。
装置の装着にはコストがかかりますが、一度取り付けてしまえば、その後は放置できるわけですから、使わない手はありませんよね。
原発停止でエネルギーの需給が逼迫している日本にも、ぜひ導入してもらいたい装置です。
Source: Supermarkets to benefit from F1 technology | pitpass.com
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