デイリーF1ニュース(2017年12月12日) ウィリアムズはクビサではなくシロトキンを選ぶ?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ウィリアムズはクビサではなくシロトキンを選ぶ?
- トト・ウォルフ「来季のマクラーレンは要注意」
- ピレリが2018年開幕3戦のコンパウンドを発表
それではご覧ください。
ウィリアムズはクビサではなくシロトキンを選ぶ?
イギリスのAutosportによると、ウィリアムズが来季のドライバー候補からロバート・クビサを外したそうです。
クビサはF1への復帰を目指していましたが、事故の影響により右手が不自由なため、長いF1シーズンを戦いきれるのか疑問視されていました。
クビサに替わってシート争いの有力候補に浮上してきたのが、セルゲイ・シロトキンです。
2017年はルノーのテストドライバーを務めていました。
先日のアブダビ合同テストでは、シロトキンよりもクビサの方が良いタイムを出していましたが、データではシロトキンの方が優れていたそうです。
2人のテスト内容がそれぞれ違っていたのでしょう。
しかもシロトキンはロシアのSMP銀行のサポートを受けているため、1500万ポンド(約22.7億円)の資金をウィリアムズに持ち込むことが可能です。
ウィリアムズはメインスポンサーのマルティーニ・エ・ロッシ社が、酒類製造の会社であるため、若いランス・ストロールのパートナーとして、成熟したドライバーを求めていると言われてきました。
各国の法律によって違いはあるものの、若者を酒類販売のプロモーションに使えない場合があるためです。
ドライバーが2人とも若いと、2人とも使えない可能性が出てきます。
しかしシロトキンは現在22歳です。
マルティーニがそれでも納得するのか、それとも替わりにSMP銀行のサポートが拡大されるのかはわかりませんが、シロトキンをチョイスした場合には、ウィリアムズのマシンカラーリングも大きく変わるかもしれません。
Source: Sergey Sirotkin favourite to get 2018 Williams F1 drive | autosport.com
トト・ウォルフ「来季のマクラーレンは要注意」
メルセデスを率いるトト・ウォルフは、来季からエンジンをルノーにスイッチするマクラーレンを警戒しています。
「われわれは油断しない」とウォルフ。「(メルセデスと同じレベルにいるのは)今はフェラーリとレッドブルのように見える」
「マクラーレン・ルノーが出てくる場所を知りたい。私は誰についても決めつけていない。ルールが変わらないため、(来季は)非常に競争の激しいシーズンになるかもしれない」
「メルセデス、フェラーリ、レッドブルの戦いが見られると思うし、たぶんマクラーレン・ルノーも、われわれのタイトル争いに参加するだろう。ファンにとっては刺激的な展望だ」
ウォルフが本当にマクラーレンを高く評価しているのか、それともリップ・サービスなのかは不明です。
Source: Wary Wolff keeping a watchful eye on McLaren | en.f1i.com
ピレリが2018年開幕3戦のコンパウンドを発表
ピレリが来季の開幕戦から第3戦までのタイヤコンパウンドを発表しました。
開幕戦オーストラリアGPには、ウルトラソフト、スーパーソフト、ソフトの3種類が持ち込まれます。
この組み合わせは今年とまったく同じです。
第2戦バーレーンはスーパーソフト、ソフト、ミディアムで、やはり今年と同じになります。
第3戦中国はウルトラソフト、ソフト、ミディアムです。
スーパーソフトを飛ばしたようなラインナップは、いままで見られなかったやり方です。
いずれのレースにおいても、硬い方の2つのコンパウンドは、最低でもそれぞれ1セットずつをレース用に残しておかなければならず、そのどちらかはレース中に使用しなければなりません。
また、一番柔らかいコンパウンドは、予選Q3用に割り当てられています。
来季からはハイパーソフトとスーパーハードが追加されますが、残念ながら開幕3戦には持ち込まれないようです。
おそらくハイパーソフトは、モナコのような低速コースで使われるのでしょう。
Source: Pirelli reveals compounds for opening three races of 2018 | pitpass.com
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