NIO ES8 最速EVを作ったメーカーの電動SUVは3分でバッテリー交換可能! 走りも充電も速い!
ニュルブルクリンクの市販車タイムアタックランキングにおいて、堂々1位に輝いた電動スーパーカーEP9を開発した中国のNIOが、今度は電動SUVのES8を発表しました。
圧倒的なパフォーマンスを見せつけたEP9と同じく、ES8も高性能が持ち味です。
今回はNIO ES8の概要についてお伝えします。
NIO ES8の概要
エクステリア
ES8はオールアルミボディで、シャシーにもアルミが多用されています。
NIOによると、量産車としては最も多い量のアルミが使われているそうです。
インテリア
ES8は7シーターです。
室内はナッパレザーがふんだんに使われており、デジタルインストゥルメントクラスター(メーター部分の液晶のこと)や、縦画面のインフォテイメントシステムが装備されています。
フロントはラウンジシートと呼ばれるオットマン付きのシートです。
活性炭、HEPAフィルター、マイナスイオンジェネレーターを含む空気清浄システムも用意されています。
自動運転
テスラなどと同じく、NIO ES8にも自動運転技術が搭載されます。
NIO Pilotと呼ばれる高度な運転支援システムは、トリフォーカル(3点焦点)フロントカメラ、4台の外部カメラ、ドライバーモニターカメラを備える他、5台のミリ波レーダー、12台の超音波センサーなど計23台のセンサーを装備。
オートエマージェンシーブレーキやトラフィックジャム・アシスト、ハイウェイ・パイロットなどでドライバーをサポートします。
もちろんブラインドスポットディテクションや交通標識認識、レーンディパーチャーアラートなども含まれており、備えは万全です。
車載AI
ES8には世界初となる車載AIシステム「NOMI」が搭載されます。
NIOによると「楽しく、表現力豊かで、直観的なコンパニオンであり、聞き取り、話をし、道に沿ってドライバーを助けるもの」ということなので、AppleのSiriみたいなものでしょう。
パワートレイン
ES8は最高出力653ps、最大トルク840Nmを誇ります。
4輪駆動ということですから、おそらく前後にモーターを搭載しているのでしょう。
0-100km/h加速は4.4秒と、SUVとしては驚異的です。
航続距離
ES8は容量70kWhのバッテリーを搭載しており、航続距離は355km(欧州NEDC基準)となっています。
ES8がユニークなのは、たったの3分でバッテリーを交換できることです。
NIOは将来的に1100ヶ所のパワースワップステーションを建設し、バッテリー交換のニーズに対応します。
また、1200台以上のパワーモービルを用意し、ES8の出先に出向いて充電するサービスも行うようです。
こちらは10分の充電で100kmの走行が可能だといいます。
価格・発売時期
中国での価格は448,000元(1元=17円換算だと、約775万円)からだそうです。
初期に10,000台限定で提供されるファウンダーズ・エディションは、548,000元(約949万円)です。
また、バッテリーのレンタルプランもあり、そちらは月額1,280元(約2.2万円)となっています。
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