新型フォルクスワーゲン・ジェッタ 広くなって洗練されて・・・でも価格は安くなった!?

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デトロイトモーターショーにて、新型フォルクスワーゲン・ジェッタが発表されました。
ボディがより大きく(=室内も広く)なり、洗練されたデザインとなった新型ですが、価格は逆に安くなりました。

今回は新型ジェッタの画像とスペックをご覧ください。


新型ジェッタの概要

エクステリア

アーテオンで導入された、フォルクスワーゲンの新しいデザイン言語が用いられていますが、新型ジェッタではより控えめな表現となっています。
これは車のキャラクターの違いによるものでしょう。

ボディサイズ

新型はホイールベースが先代比で33mm延長され、2685mmとなりました。
それに伴い室内も広くなっています。

正確なディメンションは発表されませんでしたが、全長は4.7m程度と見られており、Dセグメントセダンとしては比較的大型な部類となりそうです。
全幅もワイドになっています。

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インテリア

インテリアは完全に新設計されました。
多くの部分が高品質なソフトタッチ・マテリアルで覆われ、10色のカスタマイズ可能なアンビエントライトが装備されるなど、全体的にモダンな雰囲気を醸し出しています。

フロントシートはヒーターとベンチレーション機能を備えた、メモリー機能付きパワーレザーシートです。
デュアルゾーン・オートエアコンや、5リッターの容量を持つセンターコンソールボックスも装着されています。

インフォテイメントでは、メータークラスターがフォルクスワーゲン・デジタル・コクピット・ディスプレイに置き換えられました(上級モデルのみ)。
Apple CarPlay、Android Auto、MirrorLinkなどと互換性のある、スマートフォンとのコネクティビティを提供するApp-Connectテクノロジーが含まれた、Volkswagen Car-Netシステムも用意されています。

ジェッタは全てのグレードで、ドライバーパーソナライゼーションが利用可能です。
パワーシートのメモリ、アシストシステムの好み、温度、フォルクスワーゲン・デジタル・コクピット・ディスプレイの配置、アンビエントライトの色、ラジオ・プリセット、ナビゲーションビューなどがカスタマイズできます。

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シャシー

MQBアーキテクチャが採用されたことで、ハンドリングの質が全体的に向上しています。
ステアリングインフォメーションやサスペンションの応答性が良くなったことで、マツダ・アテンザのような運転特性になったと、プロトタイプを試乗したMotor1.comの記者は語っています。
乗り心地も落ち着いており、室内も静かなのだそうです。

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パワートレイン

1.4リッター・直列4気筒ターボ「TSI」が搭載されています。
これは先代と同じものですが、パワーが3psだけ向上し、150ps・249Nmとなりました。
トランスミッションは6速DSGから8速DSGに変更され、効率が良くなっています。

フォルクスワーゲンはハイパフォーマンスグレードとしてジェッタGLIを計画しているようです。
GLIは2.0リッター・直列4気筒ターボ(210ps)を搭載すると言われています。
GLIは新型ジェッタのローンチから1年後に発売される予定です。

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価格・発売時期

米国では2018年末に発売される予定です。

新型ジェッタの米国価格は18,545ドルで、先代よりも100ドル安くなりました。
1ドル=110円換算だと、約204万円というお買い得価格です。

新型ジェッタが日本に導入される可能性は、残念ながら低いでしょう。
現行型も日本では販売されていませんので。

しかしボディサイズが大きいゆえに売られていないのではありません。
なぜならジェッタよりも大きなパサートは、日本でも売られているからです。

おそらくフォルクスワーゲンは日本市場において「プレミアム」なブランドイメージを打ち出したいがゆえに、お買い得なジェッタを販売していないのだと思います。

しかしディーゼルゲートで一度地に堕ちたブランドイメージを取り戻すには、「安くて良いもの」を地道に売っていく以外にないはずです。
日本でフォルクスワーゲンが評価されたのは、その質実剛健さゆえですからね。
ジェッタはまさにその「安くて良いもの」にピタリと当てはまると思うのですが……。

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