日産 新型マーチの最新情報 今度のNISMOは本格ホットハッチ!?
新型マイクラ(日本名: マーチ)にNISMO仕様が出るのではないかと話題になっています。新型マーチの画像・概要と合わせてご覧ください。
画像の出典: autoevolution.com
新型マーチNISMO
新型マーチNISMOは、パワートレインをルノー・クリオRSから譲り受けるのではないかと言われています。クリオと新型マーチはプラットフォームが共通だからです。
K13マーチNISMOはどんな車だった?
1.5Lエンジンと5速MTを組み合わせたマーチNISMO Sは、レスポンスが良く爽快な車でしたが、絶対的な速さはありませんでした。
1.2LエンジンにCVTを組み合わせたマーチNISMOにいたっては、あくまで雰囲気だけ。K13マーチのNISMO仕様は、ライバルに対し速さで見劣りする車だったのです。
新型マーチNISMOは一味違う
現行のクリオRSに搭載されているエンジンは、日産ジュークに搭載されている「MR16DET」です。この1.6L直噴ガソリンターボは、最大で220ps(クリオRS220トロフィー)を発生する高出力ユニットですから、新型マーチに搭載されたらかなり楽しい車になるでしょう。
問題はトランスミッション
MR16DETを積むクリオRSはDCTですが、ジュークNISMO RSはCVTです。新型マーチNISMOのトランスミッションがどちらになるかは不明ですが、できればK13マーチNISMOのようにMT仕様を残してもらいたいですね。
ポルシェ911RやシビックタイプRなど、最近はMTへの回帰がトレンドです。クリオRSと差別化する上でも、MTはベストチョイスだと思います。
新型マーチの画像
2016年のパリ・モーターショーで発表された画像です。
インテリアの画像は、「新型マーチの概要-新型マーチのインテリア」の項目にありますので、そちらもぜひご覧ください。目次から飛べます。
新型マーチの概要
新型マーチは、2015年のジュネーブ・ショーで発表された「スウェイ・コンセプト」がベースになると言われていました。その通りになりましたね。
新型マーチのサイズ
諸元 | 新型マーチ | 旧型マーチ(K13) | 新旧の差(mm) |
---|---|---|---|
全長(mm) | 3995 | 3825 | +170 |
全幅(mm) | 1742 | 1665 | +77 |
全高(mm) | 1452 | 1515 | −63 |
ホイールベース(mm) | 2525 | 2450 | +75 |
全高以外は全て拡大されています。つまりロー&ワイドになったということです。新型マーチのデザインがネット上でも概ね好評なのは、ロー&ワイドになってスポーティーに見えるからでしょう。
ただし全高が低い車というのは、乗降性や取り回しの面で不安があります。日産によるとドライビングポジションも低くなっているとのことですが、それが受け容れられるとは限りません。とくに女性ドライバーにはウケが悪そうです。
コンパクトカーというカテゴリーは激戦区なので、あるメーカーが新要素を持ち込むと、すかさず他社のマネをするというのを繰り返してきました。その結果として似たり寄ったりな車ばかりになっています。
日産としてはスポーティーなコンパクトカーを投入して他社との差別化を図ろうという作戦なのでしょう。しかしスポーティーなコンパクトカーは他にもたくさんありますし、そのような車はむしろヨーロッパのメーカーが得意とするところです。新型マーチの路線変更が成功する確率は、50%程度だと思います。
正式発表前の予想
以下の黄色い枠の部分は、以前書いた新型マーチのサイズを予想した記事です。適当予想だったのに意外と近い数値を書いてたようです。
新型マーチのエンジン
新型マーチのパワートレインは、基本的に4代目ルノー・ルーテシアに準じたものとなりそうです。
パリ・モーターショーで発表されたエンジンのラインナップは、
- 0.9L・直列3気筒・ガソリンターボ
- 1.5L・直列4気筒・ディーゼル
以上の2種類で、パワーは両方とも76psとなります。
また、後に1.0L・ガソリン・自然吸気エンジンが追加されることがアナウンスされました。
公式な発表はありませんが、NISMO仕様の噂もあります。こちらは192psの高出力ユニットを搭載するとのことです。
ギアボックスに関しては、パリ・モーターショーでは発表されませんでした。autoevolution.comでは「5速または6速のマニュアル、およびCVT」が用意されると予想していますが、DCTが採用される可能性もあります。
画像で確認できているのは、5速MT仕様だけです。
新型マーチの安全技術
コンパクトカーというと、安全技術はおまけ程度というのが世の常ですが、新型マーチはその常識に当てはまりません。高度な安全技術が惜しみなく投入されています。具体的には……
- レーンディパーチャープリベンション
- エマージェンシーブレーキ
- アラウンドビューモニター
- 標識検知
- BSW(後側方車両検知警報)
- ハイビームアシスト
などです。おそらく上級グレードのみだと思いますが、より安全な車を選べるのはうれしいですよね。
新型マーチの車両制御技術
ハンドリングが大幅に向上したとされる新型マーチは、電動パワーステアリングのレスポンスが向上した他、新たな車両制御技術が取り入れられています。
- アクティブトレースコントロール
- アクティブライドコントロール
1はコーナー進入時に自動でブレーキをかけてスピードを調整し、コーナーでアウト側にふくらまないようにしてくれる技術です。
2はエンジンとブレーキを制御してボディの不快な動きを抑え、快適な乗り心地を生み出す技術となります。路面からの入力を荷重移動で相殺するものです。
新型マーチのインテリア
低く、スポーティーなドライビングポジションに改められました。静粛性も高くなっています。
インフォテイメント
センターコンソール上のディスプレイは7インチ。Apple CarPlayに対応しています。
力を入れているのがオーディオです。BOSEのパーソナルサラウンドシステム(6スピーカー)が搭載され、ヘッドレストにもスピーカーが埋め込まれています。
新型マーチのティザー画像
最近の日産はやたらV字をモチーフにしたデザインを多用していますね。デイタイムランニングライトもV字になっています。予想CGのデザインは、実車にかなり近いのではないでしょうか。
新型マーチのスパイショット
新型マーチの発表は、今年のパリサロン(10月)になりそうです。生産はフランスのルノー・フラン工場で2016年末より行われ、年間82000台の生産を予定しています。
マーチにはおそらくCMF-Bプラットフォームが採用されますが、CMF-B採用第1号は2代目ジュークになると言われてきました。噂通りならば、新型ジュークの発表も間近に迫っているのかもしれません。
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