VWアーテオン 新型はパサートCC後継の4ドアクーペ【6/4更新】
フォルクスワーゲン(VW)の新型4ドアクーペ「アーテオン(Arteon,アルテオンとも)」が発表されました。
アーテオンのデザインのベースは、2015年に公開された「スポーツクーペGTEコンセプト」です。
VWの4ドアクーペというとパサートCC(後にCCと改名)が思い浮かべる方も多いと思います。
アーテオンもパサートとほぼ同じ価格帯の車なので、CCの後継モデルとも言えるのですが、いかにも高級車然とした(つまりオヤジ臭い)CCとは異なり、アーテオンは若々しいデザインになりそうです。
今回はアーテオンのスペックや価格などの概要を、画像を交えつつお伝えします。
更新情報
新たに公開された画像を追加し、最新情報に基いてページの内容を全面的に見直しました。(2017/06/04)
アーテオンのエクステリア
サイズは全長4862mm*全幅1871mm*全高1427mm、ホイールベースは2841mmです。
現行のCCやパサートよりも大型化されています。
フロント周りのデザインは「スポーツクーペGTEコンセプト」をベースとした、VWの新しいデザイン言語です。
アーテオン・R-LINEのエクステリア
VWの他のモデルと同様に、R-LINEはスポーティな外観となっています。
アーテオンのインテリア
インフォテイメントは最新のものが装備されます。
メーター類は液晶の「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」に置き換えられる他、「ヘッドアップディスプレイ」も装備されていますし、センターコンソールには「ジェスチャーコントロール機能付きの9.2インチタッチスクリーン」が装着されます。
オプションとして「パノラミックルーフ」や、3ゾーン制御やアレルゲンフィルター付きのエアコン「エアケア・クライメートロニック」、「フロントマッサージシート」、「ステアリングヒーター」、「ツートーンナッパレザーインテリア」などが用意されています。
アーテオンのシャシー
プラットフォームはMQBです。
ポロと同じプラットフォームで大型の4ドアクーペまで対応できるのですから、モジュラープラットフォームの効果は絶大ですね。
サスペンションには「ダイナミックシャシーコントロール」が採用されます。
これは電子制御のアダプティブ・ダンパーによって、走行シチュエーションに合わせたセッティングに調整するものです。
プロトタイプの装着タイヤはコンチネンタルの245/45 R18だったそうですが、生産車では変わるかもしれません。
アーテオンのパワートレイン
エンジンのラインナップは以下のとおりです。
- 1.5L・TSI Evo(ガソリン、150ps)
- 2.0L・TSI(ガソリン、190ps, 280ps)
- 2.0L・TDI(ディーゼル、150ps, 190ps, 240ps)
トランスミッションは全車7速DCTです。
ガソリン車の280ps仕様と、ディーゼル車の240ps仕様は、4WDの4MOTIONが標準装備となります。
ディーゼル車の190ps仕様では4MOTIONをオプションで選択できますが、その他は前輪駆動(FF)です。
アーテオンの安全装備
アーテオンには、0〜60km/hの追従制御が可能な「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」を始め、数々の運転支援システムが搭載されています。
たとえば「ダイナミック・コーナリングライト」は、GPSやナビデータと連動して、ヘッドライトのハイ/ロービーム切り替えや、方向の制御などを行うものです。
「エマージェンシー・アシスト」は、ドライバーが急病などで運転できなくなり、警告しても運転に復帰しない場合に、自動で減速したり、低速走行車線にレーンチェンジしたりします。
他にも駐車支援システムや、自動ブレーキの「フロントアシスト」など、ドライバーへの支援は万全です。
アーテオンの価格・発売時期
本国ドイツでの価格は、39,675〜43,325ユーロです。
€1=¥125換算だと、約496〜542万円ですね。
その時々の為替相場にもよりますが、ちょっと割高な感じがしますね。
日本だとメルセデス・ベンツCクラスとガチンコで競合する価格帯なので、日本では少し安くなるかもしれません。というか、安くしなければ売れないと思います。
発売時期は、英国では秋になるそうです。
日本に入ってくるのは早くて年末か、来年初頭になるでしょう。
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