新型Cクラス(W205)の最新情報 マイナーチェンジで大幅改良!【2/16更新】
アジリティをセールスポイントにデビューしたW205型メルセデス・ベンツCクラスですが、登場から3年目となる2017年のマイナーチェンジでは、フェイスリフトなど大幅な変更が加えられるようです。
更新情報
マイナーチェンジ後のエクステリア画像と、マイナーチェンジ後のインテリア画像を追加しました。(2018/2/16)
グレードごとのエンジンラインナップを追加しました。(2018/1/7)
C350eとAMG C63ワゴンの画像を追加しました。(2017/11/25)
フェイスリフト後のヘッドライト画像とテールライト画像、インテリア画像を追加しました。(2017/02/22)
新型AMG C43のスパイショットを追加しました。(2017/1/14)
新型Cクラスクーペの画像を現行型と比較を追加しました。(2016/12/22)
画像の出典: motorauthority.com
新型Cクラス(W205)マイナーチェンジの概要
現在判明しているマイナーチェンジでの変更点は以下のとおりです。
フェイスリフト
新型Cクラスのスパイショット
現行Cクラスのフロントマスクは押し出しの強いものでしたが、マイナーチェンジではEクラスのようなデザインに変更されます。
LEDデイタイムランニングライトがヘッドライトユニットの下部に移動したことで、落ち着いた印象の顔つきになっています。バンパーデザインも変わるみたいですね。
新型C350eのスパイショット
C350eはモーターのパワーアップが図られて、C400 EQ Powerというグレード名に変更されるようです。
新型Cクラスワゴンのスパイショット
新型Cクラスクーペのスパイショット
クーペもお化粧直しされるようです。
でもよく見ると、ヘッドライト内部のLEDが全く別物になっています。
新型AMG C43のスパイショット
AMG C43は、現行のAMG C450に置き換わるモデルです。
エンジンは現行型の3.0L・V6から、直6に変更されるかもしれませんが、詳細は不明です。
ただ、V6が廃止されるのは確実なので、W205型のうちに直6のC43が発売されると思います。
AMG C63ワゴンのスパイショット
AMG C63には、4.0リッター・V8ガソリンツインターボが搭載されますが、正確な仕様は不明です。
現行のC63 Sは510psのユニットを搭載しているので、新型はおそらく同等か、それ以上のパワーになるでしょう。
マイナーチェンジ後のエクステリア
デジタル・インストゥルメント・クラスターへの変更
メルセデス版のバーチャルコクピットですが、アウディのものとは一味違います。メーターパネルからナビ画面までが一枚のディスプレイで完結しているのです。
インテリアのスパイショット
こちらも新型Eクラスと同様ですね。スパイショットのワゴン内装には、デジタル・インストゥルメント・クラスターが使われていませんが、メーター部分はやはりディスプレイ化されています。
マイナーチェンジ後のインテリア
新型AクラスではMBUXと呼ばれる、メータークラスターとセンターコンソールディスプレイが統合された新しいインフォテイメントシステムとなりましたが、M/C後のCクラスは以前のレイアウトを踏襲します。
センターコンソールのディスプレイは標準装備だと7インチ、オプションで10.25インチのものを選択可能です。
メータークラスターも標準装備ではアナログとなっており、オプションを選んだ場合のみ液晶となります。
MBUXではないとはいえ、Apple CarPlay、Android Auto、MirrorLinkなどをサポートし、ワイヤレス充電パッドも備えているなど、コネクティビティに関しては万全です。
新世代エンジンの搭載
直列4気筒にはRSGを採用
まず直列4気筒には、48Vのベルトドライブ・スタータージェネレータ「RSG」が搭載されます。RSGはドイツ語でベルトドライブ・ジェネレータを意味する「Riemen starter generatoren」の略だそうです。既存のジェネレータよりも強力なので、エンジンの始動がよりスムーズに行えると言います。
なので巡航時にはエンジンを停止し、加速が必要になったら即座にエンジン始動という芸当も可能です。そうすることで高速走行など高負荷時の燃費が向上します。また、アイドリングストップからの復帰もスムーズになるはずです。
V6は直6+ISGに変更
メルセデスはエンジンラインナップのモジュラー化を進めているため、V型6気筒は直列6気筒に置き換わります。そしてその直6には、48Vの「ISG」が装着されるそうです。スターターとジェネレータが一体となった「インテグレーテッド・スターター・ジェネレータ」ですね。
ISGとRSGの違いは、ハイブリッドのように電力でアシストできるか否かにあります。ISGはアシストできるので、「マイルドハイブリッド」と呼ばれることが多いです。
ISGはスズキのマイルドハイブリッドとして既に日本でもお馴染みの機構ですが、スズキのは12Vです。48Vではパワフルなアシストが可能になります。メルセデスによると、20ps・220Nm(22.4kgf・m)ほどのアシストが可能だとか。
電動コンプレッサーも採用
新しい直列6気筒には電動コンプレッサーも採用されるそうです。最高出力414ps・最大トルク499Nm(50.9kgf・m)を発生します。
電動コンプレッサーはアウディがSQ7で採用した技術ですが、エンジンが低回転の状態でもブーストを効かせられるメリットがあります。コンパクトなCクラスに搭載されれば、かなりの動力性能を発揮するでしょう。おそらくAMG・C43がこの直6を搭載するはずです。
グレード別のエンジンラインナップ
グレード名 | 発動機 | 出力(ps) |
---|---|---|
C200d | ディーゼル | 150 |
C220d | 195 | |
C300d | 245 | |
C400d EQ Power | ディーゼル+モーター | ???+123 |
C200 EQ Boost | ガソリン+M/H | 190+17 |
C300 | ガソリン | 259 |
C400 EQ Power | ガソリン+モーター | 211+123 |
AMG C43 | ガソリン | ??? |
AMG C63 | ガソリン | ??? |
グレード名にEQ Powerと付くものはプラグインハイブリッド(PHEV)です。
現行型のC350eに搭載されているモーター(82ps)を、41psパワーアップした123psのモーターが装着されます。
EQ Boostというのは48Vのマイルドハイブリッドを搭載したモデルです。
AMG C43は現行型と同じく3.0リッターV型6気筒ツインターボを搭載します。
ただし少しだけパワーアップされるようです。
AMG C63も現行型の4.0リッターV型8気筒ツインターボが継続されますが、ターボチャージャーが新しいツインスクロールターボに変更されます。
新型Cクラスの価格・発売時期
価格・発売時期ともに不明ですが、ワールドプレミアは2018年1月のデトロイトモーターショーだと決定しています2018年3月のジュネーブモーターショーです。
価格についても、そのときにアナウンスがあるでしょう。
ヨーロッパでの発売は7月とのことですから、日本でも同時期に導入されると思います。
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