デイリーF1ニュース(2018年3月7日) バルセロナテスト#2 初日の結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- バルセロナテスト#2 初日の結果
- RB14に起きたトラブルの原因
- 苦戦するフォース・インディア
それではご覧ください。
バルセロナテスト#2 初日の結果
先週に引き続き、今週もスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットにおいて、4日間に渡るプレシーズンテストが行われます。
その初日において注目を集めたのは、マクラーレンの度重なるストップでした。
ストフェル・バンドーンがドライブするMCL33は、朝のインスタレーション・ラップでピットレーン走行中にストップ。
しばらくガレージで過ごしたあと再び走行を開始しましたが、数周走っただけで今度はコース上でストップし、赤旗の原因を作ってしまいます。
いずれも電気系トラブルだったようです。
しかしこれで終わりではありません。
午後には油圧系に問題が発生し、マクラーレンは再びコース脇にマシンをストップすることになりました。
突貫工事でカウルの穴を増やしてきたにもかかわらずトラブル続きなのは、冷却系に根本的な問題を抱えているからかもしれません。
ここまで順調だったトロロッソ・ホンダも、今回はトラブルに泣かされ、午後の走行時間を無駄にしてしまいました。
といってもホンダエンジンの問題ではなく、ブレーキトラブルだったようです。
ピエール・ガスリーが5番手タイムを記録していただけに、走れなかったのは痛いです。
午後は予定が変更され、ブレンドン・ハートレーが乗ることになっていたのですが、結局走行できませんでした。
ハートレーは先週も悪天候のせいであまり乗れていないので、ちょっと心配です。
ビッグ3は盤石そのもの。
トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録しています。
RB14に起きたトラブルの原因
マックス・フェルスタッペンのレッドブル・RB14は、午後のセッションでコース上に止まってしまったものの、最終的には2番手タイムを記録しました。
「良い1日だったよ」とフェルスタッペン。「バッテリーに小さな問題が発生したので、それを交換しなければならなかった。少し時間がかかったけど、その後はまた良くなったね」
レッドブルにエンジンを供給しているルノーによると、問題はバッテリーの品質にあったようです。
ルノーは問題のありそうなロット全てを取り除くとしています。
「一番重要なことは、経験を積むために多くの周回数を稼ぎ、車がどのような挙動をするか見ることだ。僕たちは上手くやれたんじゃないかな」
「他の人たちが何をしているかは、まだわからないよ。良いか悪いかを見るには、メルボルンを待たないとね」
「車は明らかに去年よりも速い。だからとてもポジティブに捉えてる」
レッドブルがタイトル争いに絡んでくれると、今年のF1が俄然面白くなります。
いいかげん「フォーミュラ・メルセデス」の時代を終わらせてもらいたいものです。
Source: Verstappen’s day interrupted by 'one small battery problem’ | en.f1i.com
苦戦するフォース・インディア
2年連続でコンストラクターズ・ランキング4位を獲得したフォース・インディアが、今シーズンはテストの段階から苦戦しています。
タイムはそこそこ良いものの、いかんせん周回数が少なすぎるのです。
セルジオ・ペレスも、競争力の不足を認めています。
「現時点では中団グループをリードしているとは思えない」とペレス。「でもどこから始めるかは問題じゃないよ。最終戦のアブダビでどこにいるかが問題なんだ」
「メルボルンに一度パッケージを持ち込めば、僕たちがどこらへんに位置しているのかがわかる。メルボルンに向けて、何を持っていけるのかに期待しているよ」
「失望したり浮かれたりするには早すぎる。熱心に仕事し続けなければならない」
開幕戦前にアップグレードが予定されているというVJM11。
ペレスも「最初のレースには『良いステップ』が必要」だと述べています。
果たして開幕戦までに不調を払拭できるのでしょうか。
Source : Force India struggling, but 'good step’ forward will come – Perez | en.f1i.com
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