三菱自動車が新型SUVを計画中! 現在のラインナップから新型がどうなるかを予想
三菱自動車が新しいSUVを計画しているそうです。
常務取締役でデザイン本部長の國本恒博氏が明らかにしました。
SUV市場がヨーロッパや中国でまだ成長を続けていることがその理由だそうですが、具体的にどのようなSUVを投入するかまではコメントしていません。
ヘビーデューティーなオフローダーでないことだけは確定しているようです。
三菱はどのようなSUVを計画しているのでしょうか?
おそらく新型SUVは、現在のラインナップを穴埋めするようなものになるはずです。
そこで今回は国内外で販売されている三菱のSUVラインナップを振り返りつつ、ラインナップに欠けている「穴」を見つけ出し、将来発売されるであろう新型SUVの姿を予想してみたいと思います。
三菱自動車のSUVラインナップ(2018年3月時点)
パジェロ
海外ではモンテロ(スペイン語圏)やショーグン(イギリス)という名前でも販売されているパジェロは、三菱のフラッグシップSUVです。
現行型の4代目パジェロが登場したのは2006年ですから、すでに12年が経過しています。
ダカール・ラリーで鍛えられた走りと堅牢さが自慢のパジェロですが、オンロードを主眼としたクロスオーバー全盛の時代には、そのオフロード性能はいささかオーバースペックかもしれません。
各部寸法(mm) | |
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全長 | 4900(4385) |
全幅 | 1875 |
全高 | 1870(1850) |
ホイールベース | 2780(2545) |
()内は3ドア・ショートボディ車の数値。
パジェロスポーツ
かつてはチャレンジャーとして日本でも販売されていましたが、現在は海外専売モデルとなっているミッドサイズSUVです。
モンテロスポーツまたはショーグンスポーツという名前で販売されている地域もあります。
現行型は3代目で、エンジンは3.0〜3.5リッターのV6ガソリンか、2.5〜3.2リッターの直4ディーゼルです。
各部寸法(mm) | |
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全長 | 4785 |
全幅 | 1815 |
全高 | 1805 |
ホイールベース | 2800 |
アウトランダー
エアトレックの後継車種として市場に投入されたミッドサイズSUVです。
アウトランダーというとプラグインハイブリッド(PHEV)のイメージが強いですが、電動化が図られたのは現行型の3代目からです。
エンジンは2.0〜2.4リッターの直4ガソリンか、2.2リッターの直4ディーゼルとなります。
3.0リッターV6ガソリンエンジンもありますが、北米市場にしか導入されていません。
各部寸法(mm) | |
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全長 | 4695 |
全幅 | 1810 |
全高 | 1710 |
ホイールベース | 2670 |
エクリプス クロス
かつてのスペシャリティ・クーペの名前をSUVとして復活させたエクリプス クロスは、現行のラインナップの中では最新のSUVとなります。
クーペのようなルーフラインを持つゆえに、エクリプスの名前を使ったのだそうです。
サイズ的にはやや大きめのコンパクトSUVといえるでしょう。
プラットフォームはアウトランダーと共通ですが、エンジンは1.5リッター直4ガソリンのみとなっています。
走りとデザインだけでなく、安全装備も充実している新世代SUVです。
各部寸法(mm) | |
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全長 | 4405 |
全幅 | 1805 |
全高 | 1685 |
ホイールベース | 2670 |
RVR
海外ではASXやアウトランダースポーツという名前でも販売されているコンパクトSUVです。
元々RVRは、その名のとおりレクリエーショナル・ビークル(RV)で、ミニバンとSUVのクロスオーバー的な車だったのですが、3代目である現行型にはミニバン的な要素はありません。
各部寸法(mm) | |
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全長 | 4295 |
全幅 | 1770 |
全高 | 1615 |
ホイールベース | 2670 |
三菱自動車の新型SUVを予想
現在の三菱自動車のSUVラインナップに欠けているのは、「サブコンパクトSUV」や「7人乗りのクロスオーバーSUV」です。
サブコンパクトSUVというのは、トヨタ・C-HRやホンダ・ヴェゼルのようなサイズのSUVを指します。
現在の市場でもっとも人気のあるサイズです。
三菱にはRVRよりも小さなSUVが無いので、サブコンパクトSUVが追加される可能性は高いでしょう。
しかもルノー日産アライアンスに参加したため、このクラスのプラットフォームには事欠きません。
ルノー・キャプチャー(全長4120mm)などは、まさに典型的なサブコンパクトSUVです。
7人乗りのクロスオーバーSUVも、三菱のラインナップに欠けているピースです。
ロングボディのパジェロには7人乗りのグレードもありますが、パジェロはラダーフレーム・ビルトイン・モノコックを採用し、シャシーの堅牢さを維持しつつ軽量化や乗り心地の向上を果たしていますが、オンロードを走るだけならばハッキリ言って要りません。
ガソリン仕様のアウトランダーにも7人乗りのグレードはありますが、いかんせんボディサイズが小さすぎて、ミニバンの代わりにはならないというのが現実です。
そこでマツダ・CX-8のように、一般的な乗用車と同様のモノコックボディを採用し、かつ十分なサイズの7人乗りクロスオーバーSUVがあれば、パジェロより安価で、アウトランダーよりも広い室内を実現できるでしょう。
CX-8は非常に人気がありますから、三菱もその流れに乗る可能性は高いのではないでしょうか。
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