アルファ・ロメオ ジュリア・クーペ ERS搭載のハイブリッド! 名車スプリントGTの再来か
アルファロメオがジュリアのクーペバージョンを計画しているようです。
かつて人気を博した初代ジュリアにも、4ドアセダンの他に「スプリントGT」と呼ばれるクーペが存在していました。
スプリントGTはジウジアーロがデザインを施したボディに、ハイパワーなエンジンを搭載した車種でしたが、新しいジュリア・クーペには、なんとERS(エネルギー回生システム)が搭載されるようです。
今回はアルファロメオ・ジュリア・クーペに関する最新情報をお伝えします。
ジュリア・クーペの概要
エクステリア
初代と同じく、フロント周りには4ドアセダンとは異なるデザインが施されるでしょう。
また、クーペになるとは言え、後部座席や荷室の広さは確保されます。
というのも、以前販売していたアルファロメオ・GT(2003〜2010年製造)は、後部座席や荷室の使い勝手の良さで人気が高かったからです。
そのため新しいジュリア・クーペも、GT的な性質の強いものになると考えられています。
パワートレイン
4ドアセダンのジュリア・ヴェローチェに搭載されている2.0リッター・直列4気筒ガソリンターボと、ジュリア・クアドリフォリオの2.9リッター・V型6気筒ガソリンターボがラインナップされます。
前者は350ps、後者は650psを発生するハイパワーユニットです。
ERSがどちらのエンジンと組み合わさるのかはわかりませんが、ジュリア・クーペのERSは燃費対策のためのものではなく、ガソリンエンジンが不得手とする低速トルクを補完する目的で搭載されます。
ERSにはモーターやインバータ、バッテリーなどが必要なため、重量増は避けられませんが、加速性能は確実に向上するはずです。
ジュリア・クーペ用のERSは、ラ・フェラーリのHY-KERSに由来するものだと考えられています。
HY-KERSはモーターとエンジンが並行して駆動する「パラレル方式のマイルドハイブリッド」です。
したがってジュリア・クーペも、モーターのみを用いるEV走行はできないかもしれません。
アルファロメオはF1のザウバーチームと提携したため、HY-KERSとは異なる仕組みのERSが、新規に開発されることも考えられます。
ただ、コスト面で割に合わないはずなので、可能性としては低いでしょう。
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