ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ 史上最速の猛牛!?
ランボルギーニがアヴェンタドール・LP750-4 スーパーヴェローチェにさらなる改良を施した最強モデル、「スーパーヴェローチェ・イオタ(SVJ)」を発表しました。
今回はアヴェンタドールSVJの画像と、スペックについてお伝えします。
更新情報
正式発表された画像を追加し、ページ内の記述を公式のものに修正しました。(2018/08/25)
アヴェンタドールSVJの概要
エクステリア
スパイショット
フロントバンパーやサイドスカート、リアウイングなどは、SVJオリジナルのものです。
エキゾーストの取り回しもSVとは異なり、エンジンから最短距離で排気できるよう、リアバンパー上に排気口が設けられています。
アクティブ・エアロ「ALA 2.0」
ウラカン・ペルフォルマンテで導入されたアクティブ・エアロのALA(Aerodinamica Lamborghini Attiva)は、バージョン2.0に進化しています。
ALAは前後のアクティブ・スポイラーを操作することで、ハイダウンフォース仕様とロードラッグ仕様を状況に応じて切り替えることができる技術です。
ALA 2.0では、車の全電子システムをリアルタイム制御するLamborghini Dinamica Veicolo Attiva 2.0(LDVA 2.0)を使用して、ALAシステムのフラップを500ミリ秒未満で起動し、あらゆる状況においてベストな空力セットアップを実現しています。
これにより、コーナリング中の内輪に対する空力による荷重が、以前のシステムより30%も向上したそうです。
正式発表されたエクステリア画像
特別仕様車「SVJ 63」
プレスリリースによるとSVJ 63は「カーボンファイバーの豊富な使用を実証している」とのことで、スペックに変更は無いようです。
画像を見る限りでは、カーボンが目立つような塗り分けになっているということだと思います。
インテリア
サーキット走行時のデータを記録するテレメトリシステムも用意されていますが、オプションとなっています。
インテリアの仕様は「ランボルギーニ Ad Personam」というカスタマイズ・プログラムを利用すれば、自由に変更可能です。
シャシー
スタビライザー剛性はSV比で50%強化され、ロールとエアロ効率の向上を補っています。
SVよりも15%高い減衰力範囲が設定されたLamborghini Magneto Rheological Suspension(LMS)も、サーキット走行に重点を置いて再調整されています。
SVJの後輪ステアリング(LRS)は、すべての環境で空力的荷重を利用するように再設計されました。
ランボルギーニダイナミックステアリング(LDS)も、精度とフィードバックをさらに向上させるべく改良されています。
パワートレイン
6.5リッター・V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンが搭載されます。
最高出力は770ps、最大トルクは720Nmです。
SVJの乾燥重量は1,525kgなので、パワーウエイトレシオは1.98kg/psという驚異的な値となります。
SVJの0-100km/hは2.8秒、0-200km/hにも8.6秒しかかかりません。
最高速は350km/h以上。
100km/hの速度からわずか30mで完全に停止できるなど、制動能力も万全です。
ギアボックスの7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)はシングルクラッチですが、デュアルクラッチと同等の変速スピードを誇ります。
駆動方式は4WDですが、トルクスプリットが改善されており、SVよりも3%多いトルクを後輪に伝達可能です。
価格・発売日
米国価格は517,700ドルです。
しかしヨーロッパだと349,116ユーロ(ドル換算だと約406,109ドル)と発表されているので、アメリカ仕様はかなり割高です。関税の問題があるのかもしれません。
日本仕様の価格がどちらに寄るのかは不明です。
発売は2019年初頭を予定しています。
SVJは900台、SVJ 63は63台の限定生産です。
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