デイリーF1ニュース(2018年5月6日)アロンソ、WEC開幕戦で優勝
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アロンソ、WEC開幕戦で優勝
- ルクレール、ドライビングスタイルを変えて好結果
- F1がNFLドラフトを参考にする?
それではご覧ください。
アロンソ、WEC開幕戦で優勝
WEC(世界耐久選手権)の開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースに出場したフェルナンド・アロンソが、見事デビューウィンを飾りました。
アロンソはLMP1のノンハイブリッド勢のスピードを警戒していましたが、フタを開けてみればトヨタ勢が圧倒的なスピードを見せ、結局1-2フィニッシュで開幕戦を制しています。
「間違いなく、これはル・マンのウォームアップだ」とアロンソ。「テストのようだが、最後にチェッカーフラッグがあるのがポイントだ」
「われわれはストレス下にあるドライバー、ストレス下にあるメカニック、他のチームがいる適切なレースコンディションの中で、われわれ自身をテストしたかった」
「そして1-2に収まったから、われわれはル・マンの準備ができていると思う」
「確かにル・マンは24時間もあり、厳しいものだが、多くの問題が出るかもしれない。しかしできる限りの準備は整っているので、自信を持ってレースに挑めると思う」
ろくにテストをしていないアロンソが、トヨタのレギュラードライバーたちと遜色ない走りをしていたのは、流石の一言です。
トラブルさえ起こらなければ、トヨタがル・マンを制覇すると思います。
問題は、どちらのTS050が勝つのかという点ですね。
Source :Spa win ‘like a test for Le Mans with points at the end’ – Alonso | racefans.net
ルクレール、ドライビングスタイルを変えて好結果
アゼルバイジャンGPで6位入賞を果たしたシャルル・ルクレールは、F1マシンに適応すべく、F2までのドライビングスタイルを変更したのだそうです。
「GP3とF2の車は、オーバーステアを多くして運転しています」とルクレール。「それが速く走るための秘訣なんです」
「僕はアンダーステア傾向なセットアップで、F1を速く走らせることはできないと思っていました。でもF1マシンは、アンダーステア気味な方が上手く機能するようです」
「セットアップで得たアプローチによって、かなり改善できました。僕にとって、さらにアンダーステアな車になりました。車はあまりにも予測不能で、全てをまとめるのはとても難しかったです」
アゼルバイジャン以前のレースでルクレールのミスが多かったのは、ドライビングスタイルを大きく変更したためだったのでしょう。
ルクレールにとって扱いが難しい車で結果を出したのですから、ドライビングのコツをようやく掴んだのかもしれません。
Source: Change of style at the basis of Leclerc’s improved performance | en.f1i.com
F1がNFLドラフトを参考にする?
アメリカン・フットボールの最高峰リーグであるNFL最大のイベントは、言うまでもなくスーパーボウルです。
しかしオフシーズンに行われるドラフト会議も、全米が注目するイベントとして定着しています。
ちなみにNFLは、ドラフトを初めて採用したスポーツリーグです。
NFLのドラフトは日本のプロ野球とは異なりウェーバー制なので、前のシーズンの下位チームから選手を指名できます。
そのため前シーズンに成績不振だったチームのファンたちは、祈るような気持ちでドラフト中継を視聴するのです。
一方、F1にはオフシーズンのイベントがあまりありません。
ストーブリーグはクリスマス前に決着するのが常ですから、そこから2ヶ月ほどは何のイベントも無いのが普通です。
F1のチェイス・キャリー会長は、オフシーズンにファンを惹きつけることができるイベントを生み出そうしています。
具体的なプランはまだ出来上がっていないそうですが、レース数を増やさずにファンの関心を維持できる仕組みを考えているようです。
Source: Liberty pondering NFL Draft for off-season | pitpass.com
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