デイリーF1ニュース(2018年5月16日)ベッテル「ピレリの判断は適切だった」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ベッテル「ピレリの判断は適切だった」
- マッサ、フォーミュラEチームと契約
- モナコGPのタイヤセレクト
それではご覧ください。
ベッテル「ピレリの判断は適切だった」
スペインGPにおいてメルセデスが圧勝したことで、ピレリに対する批判が高まっていました。
ピレリはスペインGPにトレッド面のゴムを薄くしたタイヤを持ち込んだのですが、オフシーズンテストの際にそのことをピレリに提案したのが、他ならぬメルセデスだったからです。
ピレリがメルセデスを贔屓したせいで、ライバルチームのペースが上がらなかったのではないか? と勘ぐられていたわけですね。
しかしスペインGPに引き続いて行われているバルセロナテストにおいて、以前のタイヤと比較テストしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、「ピレリの判断は適切だった」と断言しました。
「明らかに、この種の再テストをする機会はなかなか得られないのだけど、今日はそれをやった」とベッテル。「結果を言うと、日曜日に以前のタイヤを使っていたら、おそらくもっと悪くなっていただろうということだ。(新タイヤの投入は)正しい判断だった」
「他の人と同じタイヤを履けず、同じタイヤライフにできなかったのは、僕たちのせいだったんだ」
ピレリとしては一安心といったところですかね。
今のF1はちょっとしたことで勢力図がころころ変わるので、このままフェラーリが負け続ける展開にはならないでしょう。
次のモナコで使われるのは以前のタイヤですし、メルセデスも圧勝とはいかないはずです。
Source: Sebastian Vettel: Test proves Ferrari’s problems in Spain were not due to tyres | espn.co.uk
マッサ、フォーミュラEチームと契約
昨年かぎりでF1を引退したフェリペ・マッサが、かねてからの噂通り、フォーミュラEチームとの契約を発表しました。
マッサが契約したのはベンチュリです。
これまでの4シーズンで優勝経験が無いチームなので、強豪ではありません。
昨年のチームランキングも9位でした。
「ベンチュリのフォーミュラEチームと、フォーミュラEのチャンピオンシップに参加することは、とてもうれしいよ」とマッサ。「短期間のうちに壮大な競争になったからね」
「ここ数年、革新的で、前向きで規律ある驚異的な発展をしているこの分野への関心が、僕の中で明確になってきていた」
「特にレースミーティングや、都市の真ん中にあるサーキット、ファンとの交流が好きなので、今月末にテストに参加するのが待ち遠しいよ」
マッサの力でどこまでチーム力を引き上げることができるか、今から楽しみですね。
Source: Felipe Massa joins 2018/19 Formula E grid with Venturi! | en.f1i.com
モナコGPのタイヤセレクト
ピレリがモナコGPにおける各チームのタイヤセレクトを公表しました。
レッドブル、ルノー、ウィリアムズの3チームが、初登場となるハイパーソフトタイヤを11セットもチョイスするアグレッシブな戦略をとってきました。
各コンパウンドは最低1セットはチョイスしなければならないので、11セットはレギュレーションで許される最大セット数です。
オフシーズンテストでハイパーソフトばかり履いていたマクラーレンは、意外なことに9セットと控えめ。
トロロッソ・ホンダはハイパーソフトを10セットチョイスしています。
Source: Red Bull take maximum allocation of hyper-softs for Monaco | racefans.net
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