デイリーF1ニュース(2018年5月17日)レッドブルとルノーの会談はモナコGP後か
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- レッドブルとルノーの会談はモナコGP後か
- アロンソ「WECは楽しい」
- クビサ「ウィリアムズに即効薬は無い」
それではご覧ください。
レッドブルとルノーの会談はモナコGP後か
5月中に来年使用するエンジンを決定しなければならないとされているレッドブル。
とくにルノー側は、今月中の決定を強く要求しています。
しかしレッドブルとルノーの会合は、早くても5月27日以降、つまりモナコGP後になりそうです。
「われわれは無期限に延期するつもりはない」と、ルノー・スポールF1のマネージング・ディレクターである、シリル・アビテブールは言います。
「締め切りを設けるのはわれわれのスタイルではないので、そうするつもりはない。しかし規則の変更は急を要する。レッドブルがエンジンを望むのなら、われわれに知らせるべきだ」
「合意が無ければ、ルノーとマクラーレンの元にとどまるだろう。3チーム用意する必要はない」
夏になれば来季のマシン開発が始まりますから、それまでにはエンジンを決定しておく必要があります。
たとえ外的要因が無かったとしても、レッドブルにはあまり時間が残されていないのです。
Source: Red Bull to meet Renault over engine deal after Monaco | en.f1i.com
アロンソ「WECは楽しい」
今年はWEC(世界耐久選手権)にも参戦しているフェルナンド・アロンソですが、リバティ・メディアのF1を年間25戦にするというプランを批判していたことがあります。
現在の彼の境遇は、以前の発言と矛盾しているように見えますが、アロンソ自身はどのように考えているのでしょうか?
「WECは楽しいレースだからだ」と、アロンソは毎週のようにレースする今年のスケジュールを正当化しました。
「F1は予測可能だし、要求が厳しい。それにF1は、コンストラクターズ・チャンピオンシップのためのものだからね」
「グリッドには様々な役割を持つ様々なチームがあるが、ドライバーにできることはそれほど多くはない」
「それは悲しいことだ。それはおそらくタイヤが要因かもしれない」
「今年のタイヤはとても良い。これまでのものよりも優れている。そしてタイヤはある意味では解決策だ」
「コンパウンドを拡大するならば、エンジニアの戦略に創造性を持たせることができ、現時点において少し低下しているスポーツの側面を助けるだろう」
アロンソの口からこういう話を聞くと、いよいよ彼もF1からの引退を考えているのかなと、寂しい気持ちになりますね。
彼はホンダに対して歯に衣着せぬ物言いを続けていたので、彼を敵視している日本のホンダファンも多いと思いますが、ドライバーとしての実力が超一流なのは、疑いようもない事実です。
このまま引退させてしまうには惜しい才能なので、もう一度勝てる車に乗ってもらいたいですね。
Source: Alonso: WEC is a “fun” alternative to F1 | racefans.net
クビサ「ウィリアムズに即効薬は無い」
ウィリアムズのリザーブドライバーを務めるロバート・クビサが、スペインGPに続いて行われたバルセロナテストで、ウィリアムズFW41を再びドライブしました。
「私はいつものようにベストを尽くした」とクビサ。「かなりのデータを持っていると思うので、今度は自宅で忙しい時間を過ごすことになる」
「結論を言うと、分析して再確認するために、見るべきことがたくさんある。データを収集して問題を解決すべく、かなり多くのことが進行していた」
「ドライバーの視点からは面白い1日だった。エアロの観点から見るとさらに面白い1日だったと思う。そしてファクトリーの人たちは、われわれが苦境から抜け出すことができるかを、今見渡しているところだ」
限られた時間で可能な限り早く、問題を修正するベストな方法を見つけなければならないとクビサは語っていますが、今のウィリアムズに余分なリソースがあるとは思えないので、FW41をアップデートするよりも、来年型のマシン開発を早期に始めた方が良いと思います。
Source: No quick fix for Williams – Kubica | racer.com
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。