デイリーF1ニュース(2018年8月4日)リカルド、ルノー移籍。サインツはどこへ?
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本日のニュースは以下の3本です。
- リカルド、ルノー移籍。サインツはどこへ?
- ラウダの医師「全てが非常に上手く行っている」
それではご覧ください。
リカルド、ルノー移籍。サインツはどこへ?
レッドブルのダニエル・リカルドは、来季からルノーで走ることになります。
「これまでの私のキャリアで、おそらく最も難しい決断のひとつだった」とリカルド。
「しかし私は、フレッシュで新しい挑戦を始めるべきときが来たと思った。ルノーが目標とする競争の最高レベルに到達するには、まだ先があると思うが、ここ2年間の進歩に感銘を受けた」
「私はルノーがこのスポーツに参加するたびに、最終的に勝利を獲得していることを知っている」
「私は今回の契約で彼らを助けるとともに、トラックの内と外で貢献することを願っている」
リカルドの契約は2年間、2020年までとなります。
リカルドの移籍により、現在レッドブルからルノーにローンされているカルロス・サインツの放出が確定的となりました。
サインツのレッドブル復帰はなさそう
サインツがレッドブル、あるいはトロロッソに戻る可能性が無いわけではありません。
しかしサインツは以前、マックス・フェルスタッペンと対立したことがあります。
そのため、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2人がチームメイトとなることに反対するはずです。
また、サインツはジュニアチームのトロロッソを嫌がってルノーに移籍したので、トロロッソでのシートが用意されても、戻ることはないでしょう。
それもあってか、レッドブルがリカルドの移籍を認めたプレスリリースでは、サインツの復帰を明言していません。
古巣への復帰はほぼ無いと見ていいはずです。
サインツの移籍先としてはマクラーレンが有力視されています。
来季のレッドブルはガスリー昇格か
リカルドの替わりは、ピエール・ガスリーが有力です。
先日のハンガリーGPでも快走を見せ、バーレーンでの4位がフロックではないことを証明しました。
また、ホンダとすでに仕事をしていることもメリットです。
来季のレッドブル・ホンダにおいて、ホンダ製パワーユニットの進歩具合を正確に判断することができます。
今後はトロロッソのシートが焦点に
これまで豊富な育成ドライバーを抱えていたレッドブルですが、現在では枯渇気味です。
レッドブル傘下の有力な若手ドライバーとしては、2017年のマカオF3王者であるダニエル・ティクトゥムがいますが、彼が今季中にスーパーライセンスを獲得するのは難しそうなので、来季のF1デビューはないでしょう。
ホンダは日本人F1ドライバーを望んでいますが、状況はティクトゥムと変わりません。
スーパーライセンス獲得は望み薄です。
レッドブルはマクラーレンの育成ドライバーであるランド・ノリスなどにも接触していますが、一旦はマクラーレンに拒否されてしまいました。
ブレンドン・ハートレーが残留したとしても、トロロッソのシートに空きが出ることは確実です。
今後はトロロッソのシートを誰が獲得するのかが焦点となるでしょう。
Source 1: Why Ricciardo’s obvious replacement may not get the gig – racefans.net
Source 2: Renault confirms signing of Daniel Ricciardo – f1technical.net
ラウダの医師「全てが非常に上手く行っている」
深刻な状態だとも言われていたニキ・ラウダですが、肺移植を行った病院の医師は、「全てが非常に上手く行っており、とても満足している」と答えています。
この病院では年間120回も肺移植を行っているそうで、まさに肺移植のスペシャリストです。
医師によれば過去の火災事故が、今回の肺疾患と関連があるとは「考えにくい」とのことですから、インフルエンザをきっかけに、何らかの病気を患ったのでしょう。
ただしラウダは高齢であるため、回復までには長い時間がかかる可能性が高いそうです。
Source: Doctors 'satisfied’ with Lauda’s condition – f1i.com
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