デイリーF1ニュース(2018年6月26日)ルノーの新型MGU-K、レッドブルは使用せず
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ルノーの新型MGU-K、レッドブルは使用せず
- オーストリアGPのDRSゾーンが3つに
- アロンソ、チームラジオにあきれる
それではご覧ください。
ルノーの新型MGU-K、レッドブルは使用せず
ルノーが1年以上前から開発を続けてきた新型MGU-Kを、次のオーストリアGPでようやく導入します。
この新型MGU-Kは、ルノーがパワーユニットを供給している3チーム全てに提供される予定ですが、レッドブルだけが使用しないそうです。
MGU-Kは年間2基までという制限がありますが、ダニエル・リカルドは既に2基目、マックス・フェルスタッペンに至っては3基目を使用しているため、ここで新型のMGU-Kを投入すると、グリッドペナルティを受けることになります。
オーストリアはレッドブルの母国GPですから、後方グリッドからのスタートだけは是が非でも避けなければなりません。
ルノーのMGU-Kはトラブルが続発している部分です。
ワークス・ルノーを駆るカルロス・サインツも、フランスGPでMGU-Kのトラブルに見舞われていました。
ルノー・スポールF1のマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールも、「一部のチームが新型を使用しないことを選んだのは問題だ」とコメントしています。
レッドブルのPUが、レース中にトラブルを起こさなければ良いのですが。
Renault introduces new-spec MGU-K, but Red Bull takes a pass – f1i.com
オーストリアGPのDRSゾーンが3つに
今年のオーストリアGPでは、新たなDRSゾーンが追加されます。
新たなDRSゾーンは、ターン1からターン3にかけての区間です。
ターン3のブレーキングは元々オーバーテイクポイントなので、新たなDRSゾーンによって追い越しが増えることが予想されます。
これまでのDRSゾーンは、ターン10からターン1(つまりホームストレート)と、ターン3からターン4までの区間だったので、今回の変更により、インフィールド以外の全ての区間がDRSゾーンとなります。
なんだかやりすぎな感じもしますが、オーバーテイクが難しい車なので仕方がないのかもしれません。
FIA adds third DRS zone in Austria – f1i.com
アロンソ、チームラジオにあきれる
ホンダからルノーにスイッチし、シャシーにアップデートを施しても、一向に成績が向上しないマクラーレン。
非現実的な目標ばかり掲げてきた彼らですが、最近ではチームの無線にまでその影響が出始めているようです。
「ラジオでチームは間違いなく過度に興奮していたよ」と語るのは、フェルナンド・アロンソです。
「5番手や6番手のドライバーとのギャップを伝えてきていた。セーフティ・カーの後、私は最後尾だったのに」
「ブレーキのオーバーヒートという問題もあった。1周目にピットインしてソフトタイヤを履いたので、1セットのタイヤで走り切る必要があった。だからディフェンシブなレースだったと思う」
「(1周目にピットインした戦略は)フラストレーションではなかった」と語るアロンソですが、競争力はまったくありませんでした。
昨年の後半戦は「GP2エンジン」ながら上位グリッドからスタートすることもあったのですが、今年は難しいかもしれません。
Alonso explains radio apathy – pitpass.com
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