デイリーF1ニュース(2018年7月1日)ハートレーがパワーユニット交換
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- オーストリアGP 予選の結果
- ハートレーがパワーユニット交換
- ハミルトン「今のF1は不公平」
それではご覧ください。
オーストリアGP 予選の結果
オーストリアGPの予選は、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポール・ポジションを獲得しました。
2番手タイムはボッタスの僚友ルイス・ハミルトン、3番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテルとなりましたが、ベッテルはカルロス・サインツの予選アタックを妨害したとして3グリッド降格のペナルティを課せられたため、決勝は6番グリッドからのスタートとなります。
また、ザウバーのシャルル・ルクレールも、ギアボックス交換により5グリッド降格のペナルティを受けたため、決勝は18番グリッドからのスタートです。
トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが12番手につけましたが、ポイントを取れるだけの競争力があるかは微妙なところです。
ハートレーがパワーユニット交換
トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、決勝をスタートするまでにパワーユニット(PU)を交換します。
といってもホンダ製PUにトラブルが発生したわけではなく、戦略的な判断によるものです。
ハートレーは予選に失敗し、タイムは20台中19位でした。
つまりほぼ最後尾なわけです。
一方、ハートレー車はすでに規定された基数以上のPUエレメントを使用しています。
つまり今後新しいPUエレメントを導入すると、必ずペナルティを受ける状態です。
今回はペナルティを受けてもほとんど損失が無い状況なので、今後のPU使用計画を鑑み、PUの交換を決定したそうです。
ハートレーはフリープラクティスから調子がいまいち上がらないので、今回のレースは厳しいものになるでしょう。
しかしPU交換という将来への布石を打つことができました。
Hartley to start last after another power unit change – racefans.net
ハミルトン「今のF1は不公平」
ルイス・ハミルトンはフェルナンド・アロンソが引退する可能性について尋ねられたインタビューで、今のF1の状況について「不公平だ」とコメントしました。
「特にフェルナンドについてというわけではないし、フェルナンドにとって不公平だったとも思っていないが、このスポーツに関する僕の認識は別だ」
「このスポーツが間違ってると感じてるかって? イエス。我々は大きなチームと小さなチームを持ち、3番手までのチームと4番手以降の間には2秒のタイム差がある」
「フェラーリはメルセデスよりも多くのお金を費やすことができる。フェラーリは全てのルールを拒否することができるが、他のチームにはできない。それは完璧な設定とはいえないだろう」
「新しいコンコルド協定が素晴らしいものになることを願っている。小規模なチームと若いドライバーにとってより良いものになることをね」
「裕福なドライバーが参戦するだけでは、F1にとって意味が無いと思う。あらゆる分野で同じだが、才能豊かな人が来なければならない。今は裕福な人しかいない」
自動車メーカーの育成プログラムのおかげで、最近はペイドライバーばかりという状況ではなくなってきましたが、小規模なチームがワークスのジュニアチームと化しているのが気がかりです。
自動車メーカーが撤退するときにF1に与える経済的な影響が今まで以上に大きくなってしまうので、ジュニアチームが乱立する状態はあまり望ましくありません。
Formula 1: Sauber’s Charles Leclerc poised to join Ferrari – f1i.com
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。