デイリーF1ニュース(2018年7月19日)ルノー「フェラーリPUとの差は縮まっていない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ルノー「フェラーリPUとの差は縮まっていない」
- バンドーン、マクラーレン残留を確信
- ハミルトンの新契約はF1史上最高額
それではご覧ください。
ルノー「フェラーリPUとの差は縮まっていない」
ルノーはこれまでにパワーユニット(PU)のアップグレードを繰り返してきたものの、フェラーリとの差は一向に縮まっていません。
「私は競合他社に感銘を受けている」と率直に語るのは、ルノーのシリル・アビテブールです。
「我々がやっていることも印象的だが、彼らがやっていることもまた印象的だ。なぜなら事実として、差が実際に縮まっていない。我々のやってきたことは、そのギャップをキープしただけだった」
「特にフェラーリは、過去数レースで重要な1歩を踏み出したと思う。ワークスチームも、カスタマーチームもだ。それはハッキリとしている」
「我々はその要因を、自分たちがやっていることに取り入れる必要がある。それが優先だ。我々は全力を尽くし続けなければならない」
フェラーリPUのパフォーマンスは、最大のライバルであるメルセデスですら認めているほどですから、相当なパワーアップを果たしたのでしょう。
ルノーやホンダも着実にパワーアップしていますが、追いつくにはフェラーリ以上の開発スピードが必要になります。
Abiteboul admits engine performance gap is not reducing – pitpass.com
バンドーン、マクラーレン残留を確信
昨年は期待のルーキーだったストフェル・バンドーンですが、今季はまるで注目されていません。
チームメイトのフェルナンド・アロンソと比べて、あまり活躍していないからです。
イギリスGP終了時点で、アロンソは40ポイントを獲得しているのに対し、バンドーンはわずか8ポイントと、チームメイト対決で大差を付けられています。
もちろんアロンソは2度のワールドチャンピオンですから、相手が悪いというのもありますが、それにしても対照的な結果です。
にもかかわらずバンドーンは、来季のマクラーレン残留を「かなり確信している」と主張しています。
「確かに、F1で望んでいたような1年半ではなかった」とバンドーン。「結局のところ、我々は結果を出すためにもがき続けてきた」
「私たちは両方の年で、ポイントを獲得するのに苦労する車を持っていた、と言うべきだろう」
「そのような状況で正しいとを示すのは、必ずしも容易ではない。しかし、それが私たちの置かれた状況だ」
マクラーレンにはランド・ノリスという若手が控えているので、バンドーンが残留できるかどうかは、アロンソの去就次第となるでしょう。
Vandoorne hopes he’s done enough to stay at McLaren – f1i.com
ハミルトンの新契約はF1史上最高額
ルイス・ハミルトンがメルセデスと交わす新しい契約は、3年・1億7000万ドルという、途方もないものになりそうです。
これまでのF1界において、1度の契約で結ばれた契約金の最高額は、キミ・ライコネンがフェラーリと締結した3年・1億5300万ドルというものでしたが、ハミルトンの新契約はこれを大幅に更新することになります。
2019~2021年までのハミルトンの年俸は5600万ドル、1レース換算でも実に283万ドルに及ぶそうです。
サラリーマンの生涯年収を超える額を1レースで稼ぐというのは、非常に夢のある話なのですが、庶民との格差には絶望しますね。
そのくらい希少な才能を持つ人間でなければ、F1の世界で成功することはできないのでしょう。
HAMILTON MEGA-DEAL PUTS KIMI, SEB AND SCHUMI IN THE SHADE – grandprix247.com
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