デイリーF1ニュース(2018年7月20日)メルセデスのドライバー2人が契約を延長

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本日のニュースは以下の3本です。

  • メルセデスのドライバー2人が契約を延長
  • マグヌッセン「アロンソの無線はまるでネイマールだ」
  • グロージャン「僕は決してグランプリで勝てない」

それではご覧ください。


メルセデスのドライバー2人が契約を延長

メルセデスルイス・ハミルトンバルテリ・ボッタスが、契約を延長したことが正式発表されました。
来年も今年と同じラインナップで、グランプリを戦うことになります。

昨日の時点ではForbusが3年契約だと報じていたハミルトンは、実際には2年契約でした。
正確な契約金額は不明なものの、年間5500万ドル前後と見られています。

ボッタスはまたしても1年契約ですが、+1年のオプションも用意されているようです。
メルセデスを率いるトト・ヴォルフは、ボッタスが契約延長に至った理由について、「パフォーマンス」と「政治的でないこと」を挙げています。
ハミルトンとの関係性まで考慮した結果、ボッタスの続投を決めたということでしょう。

Source 1:Official: Hamilton agrees two-year deal with Mercedes – pitpass.com

Source 2:Bottas multi-year agreement completes Mercedes line-up for 2019 – f1i.com

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マグヌッセン「アロンソの無線はまるでネイマールだ」

今年のワールドカップでは選手たちのパフォーマンス以外に、スポーツマンシップの部分が何かと話題になりました。
ポーランド戦における日本代表の、負けている状況でのボール回しや、ネイマールなど一部の選手による過剰な演技が、とかく問題視されたのです。

ワールドカップは普段サッカーを観ない人も観戦するので、細かな戦術やテクニックの部分よりも、わかりやすい部分ばかり取り上げられてしまいます。
ネイマールのやったような「マリーシア」は、サッカーの世界では昔からあるものですし、タックルされたときに派手にダイブするのは怪我を防ぐ意味もあるのですが、倫理的な部分ばかり注目されてしまいました。

ハースケビン・マグヌッセンは、レース中にいつも無線で愚痴をこぼしているフェルナンド・アロンソに、そんなネイマールの姿を重ね合わせたようです。

「アロンソはラジオで多くの不平を言うけど、我々は他のスポーツも観ている」とマグヌッセン。

「ネイマールのような偉大なアスリートやスタッフでさえ、彼らは少し誇張している」

イギリスGPにおいてアロンソは、コースから押し出されそうになったと主張して、マグヌッセンを非難しました。
以下がそのときのアロンソの無線です。

「私が見たマグヌッセンは、人生でも見たことが無いようなものだ! ターン7、ターン11、ターン12で、私をワイドにしようとプッシュしてきた……。これはおかしい、FIA! おかしいだろ!」

レース・スチュワードが反応しなかったので、ペナルティ等はありませんでしたが。

「フェルナンドは確かに仕事をしており、彼は最高のドライバーの一人だ。あらゆる面で非常に優れている。彼は長い間それをやっており、どのボタンを押すべきかを知っている。だから(無線での批判を)試した」

「確かに、彼は自分自身を最大限に活用しようとしている。そして2週間前の週末には、それは上手くいかなかった」

マグヌッセンはいわゆる「ファイター」タイプのドライバーなので、コース上でもそれ以外でも引き下がらないですね。
ジャック・ビルヌーブやファン・パブロ・モントーヤなどもそうですが、攻撃的なドライバーには弁が立つ人が多いような気がします。
批判される回数が多いので、反論しているうちに自然と鍛えられるんですかね。

Source :Alonso’s radio exaggerations 'like’ Neymar’ – Magnussen – f1i.com

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グロージャン「僕は決してグランプリで勝てない」

かつてはフランス期待の若手ドライバーだったロマン・グロージャンも、既に32歳です。
年齢だけ見れば、そろそろF1キャリアの終盤に差し掛かっています。
そのためか今後のF1キャリアについて、諦めに近い心境になっているようです。

フェラーリシャルル・ルクレールと契約するつもりだろう」とグロージャン。

レッドブルは、常に若いドライバーの才能を使う。メルセデスも同じだ。彼らは多数の才能を抱えている」

「F1がもう少し『F1 A』と『F1 B』である限り、私は決してグランプリに勝てず、決してワールドチャンピオンにもなれないだろう。でもそれがフォーミュラ1だ」

ニコ・ヒュルケンベルグや、セルジオ・ペレスも同じだと思う。長くF1にいる人はそうだ」

「既に何度か表彰台に上ったことがある私はラッキーだ。ニコは長くF1にいるが、彼はまだ表彰台に上ったことがない」

今季のハースのマシンには十分な競争力がありますが、それは中団グループ限定の話です。
オーストリアでグロージャンは4位に入ったものの、トップからは1周遅れでした。

Source :Grosjean fears he’ll never drive for a ‘Formula 1 A’ team – racefans.net

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