デイリーF1ニュース(2018年7月21日)ストロール移籍の噂にウィリアムズCTO「心配していない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ドイツGP フリープラクティス1・2の結果
- ストロール移籍の噂にウィリアムズCTO「心配していない」
- 18インチホイール+タイヤウォーマー廃止でも安全!?
- バンドーン「最悪の金曜日」
それではご覧ください。
ドイツGP フリープラクティス1・2の結果
ストロール移籍の噂にウィリアムズCTO「心配していない」
不振が続くウィリアムズから、ランス・ストロールが離脱するのではないかという噂が流れています。
ストロールがフォース・インディアに移籍するというのです。
しかし、ウィリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウは、「心配していない」とコメントしています。
「シーズン中のこのようなときには、ドライバーの移籍についての多くのストーリーがメディアを取り巻いている」
「私が考える限り、現在はランスと共にとても良く働けていると思う」
「確かに彼とは来年の約束をしていないが、我々も彼に約束していないので、そこはオープンなポイントだ。どこに行くかは、誰も知らない」
「我々はランスと共に居ることを望んでおり、現時点ではそれが前提となっている」
ストロールは単なるドライバーではなく、ウィリアムズの金主なので、喪失はチームにとって大きな痛手となります。
メインスポンサーの撤退に加え、ストロールまで居なくなったら、ウィリアムズは財政的に立ち行かなくなる可能性が高いです。
Source: Williams still 'assuming’ it will be working with Stroll in 2019 – f1i.com
18インチホイール+タイヤウォーマー廃止でも安全!?
2021年からF1は、18インチホイールを装着します。
それに加えてタイヤウォーマーも禁止されるそうです。
日本のSUPER GTではコスト削減のために昔からタイヤウォーマーが禁止されていますが、そのせいで交換直後はタイヤが冷え切っており、グリップがまったくありません。
アウトラップの車が、1コーナーで止まりきれずにコースアウトすることもしばしばです。
しかしF1でタイヤウォーマーが禁止されても、安全上の問題は発生しないと考えられています。
「FIAの記者会見で、サプライヤーがタイヤ要件に合意して、タイヤウォーマーを使わず安全に運転できるタイヤを提供できることを確信した」と語るのは、ルノーの最高技術責任者であるボブ・ベルです。
「多くレースシリーズでそれをしているのだから、F1でできない理由は無い」
しかしレッドブルのテクニカル・ディレクターであるPierre Wacheは、ボブ・ベルとは真逆の見解を示しています。
「タイヤメーカーの技術的には、それはかなり難しいだろう。タイヤウォーマーを使わずに13℃から始まり、最終的には100℃以上になる圧力の変化を考えれば、さらに難しい」
初期の頃のピレリを惨状を覚えているだけに、ちょっとだけ不安です。
まあ、ピレリがF1を継続するとは限らないのですが。
Source :F1 tyre warmer ban won’t be safety risk, say engineers – racefans.net
バンドーン「最悪の金曜日」
マクラーレンのストフェル・バンドーンは、金曜日のフリープラクティス1・2の両方で、最下位となってしまいました。
「私のキャリアの中で最悪の金曜日だ」とバンドーン。
「今朝は、エアロテストや新しいパーツを車に乗せた。私たちが少し良くなったことを理解しようとした」
「今日の午後はもう少し難しいセッションだった。シルバーストーンに似た車の問題もあった。車を機能させる方法を理解していない。解決策を見つけなければならない」
しかしマシンの出来以上にバンドーンを打ちのめしたのは、チームメイトであるフェルナンド・アロンソとのタイム差です。
「アロンソとの差が0.6秒もあるのはありえない。私は最後まで離されていた。私たちが大きな問題を抱えていることはわかっているものの、車をマトモな状態にする方法はわからない」
マクラーレンの秘蔵っ子として鳴り物入りでF1デビューしたバンドーンですが、最近は苦戦続きで、意気消沈しています。
アロンソ相手に互角の勝負ができれば、来季のシートも安泰なのですが、それは難しそうです。
Source :Vandoorne’s case worsens at McLaren after dismal Friday – f1i.com
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