デイリーF1ニュース(2018年7月22日)メルセデス「フェラーリは我々よりも直線で0.5秒速い」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ドイツGP 予選結果
- メルセデス「フェラーリは我々よりも直線で0.5秒速い」
- ウィリアムズに光明!? 新フロントウイングに手応え
それではご覧ください。
ドイツGP 予選結果
ドイツGPでポール・ポジションを獲得したのは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルでした。
ベッテルと選手権を争うルイス・ハミルトンは、なんと予選Q1で油圧トラブルに見舞われコース上にマシンをストップ。
決勝は14番グリッドからのスタートとなってしまいました。
ピレリによると決勝レースは1ストップなる可能性が高いものの、そのためにはウルトラソフトタイヤをきっちりマネジメントしなければならないとのこと。
午前中に雨が降り、気温・路面温度ともに低かった予選よりも、暑くなるであろう決勝レースの方が、ウルトラソフトにとって厳しいコンディションになると予想されるためです。
メルセデス「フェラーリは我々よりも直線で0.5秒速い」
最近はパワーユニットの性能でメルセデスを追い越したのではないかと言われているフェラーリ。
スクーデリアは元より、ハースやザウバーといったカスタマーチームも好調です。
シルバーアローを率いるトト・ヴォルフは、メルセデスはホッケンハイムのストレートで、フェラーリに対し0.5秒失っていると嘆きます。
「私はクリスチャン(ホーナー)が、ストレートの速度についてここ4年間不平を言い続けているのを見てきたので、そういうことはしたくないんだが……」とヴォルフは言いつつも、やはり不満を隠せません。
「しかし実際には、そこ(ストレート)で私たちは失っている」
「彼らは素晴らしいパワーユニットを持っており、大きなパフォーマンスを有している。我々は全てのコーナーを上手く抜けているが、それでも直線のパフォーマンスでは太刀打ちできない」
「バルテリ(ボッタス)の第3セクターは格別だった。彼がポール・ポジションのタイムに非常に近かったのはそのためだ。だが我々はそのことを見て、改善にトライしなければならない」
全開率の高いホッケンハイムにおけるフェラーリの優位性に、他のサーキットでの敗北よりもショックを受けたとヴォルフは認めています。
2014年にターボ化されて以降、グランプリ最強のエンジンはずっとメルセデスでしたが、ここに来て風向きが変わりつつあります。
今年はフェラーリの年になるかもしれません。
Source: Ferrari are half a second quicker on the straights – Mercedes – racefans.net
ウィリアムズに光明!? 新フロントウイングに手応え
苦戦が続いていたウィリアムズですが、ついに不調から脱出するきっかけを掴んだかもしれません。
彼らがホッケンハイムに持ち込んだ新フロントウイングが、上手く機能していると言うのです。実際、セルゲイ・シロトキンは予選で12番グリッドを獲得しました。
「知っての通り、昨日我々は新しいフロントウイングを持ち込んだ」と語るのは、最高技術責任者であるパディ・ロウです。
「良かったのは、ドライバーの視点のコメントと計測されたデータの両方で、我々の意図したことが達成された点だ」
「だからそれはさらなる発展を共に築くための、よいプラットフォームだ」
「確かに今日は、相対的に強かった。シルバーストンに居たときよりもだ。セルゲイは偉大な仕事をした。何台かの速い車があるべき地位から外れていたから、予選12位というのは持ち上げられている。しかし彼はQ1で素晴らしいラップを行い、彼自身の力で這い上がった。以前我々よりも速かった、何台かの車よりも速く走った」
ランス・ストロールは予選19番手に終わりましたが、これはピットアウトする際に、ピット出口の渋滞に捕まり、タイヤを冷やしてしまったことが原因のようです。
ウィリアムズはFW41を諦めておらず、ハンガリーやスパ・フランコルシャンでも空力アップグレードを行うとしています。
F1の歴史を支えてきた名門チームですから、何としても復活してもらいたいですね。
Source :Williams satisfied with gains after “big step” upgrade – racefans.net
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