デイリーF1ニュース(2018年7月28日)ハンガリーGP FP3・予選の結果
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース。
本日のニュースは以下の3本です。
- ハンガリーGP FP3・予選の結果
- フォース・インディア、破産手続開始
- 因縁のリアウイングを再導入したウィリアムズ
それではご覧ください。
ハンガリーGP FP3・予選の結果
雨に翻弄された予選となりましたが、トロロッソ・ホンダの2台はピエール・ガスリーが6番手、ブレンドン・ハートレーが8番手と、揃って好グリッドを獲得しました。
フォース・インディア、破産手続開始
財政難が伝えられていたフォース・インディアの、破産手続きが開始されました。
副代表のボブ・ファーンリーは、破産管財人が指名されたことを認めています。
申し立てを行った主な債権者は、メルセデスAMGやセルジオ・ペレスなどだそうです。
メルセデスはエンジン使用代金900万ポンド(約1180万ドル。1550万ドルという説もある)、ペレスも300万ポンド(約400万ドル)の返還を求めています。
フォース・インディアの買収先としては、イギリスのエナジードリンクメーカーであるリッチエナジーや、ウィリアムズのドライバーであるランス・ストロールの父、ローレンス・ストロールなどの名前が取り沙汰されていましたが、結局買収よりも先に破産が申請されてしまいました。
なお、新たな買収候補者として、ロシアの億万長者であるドミトリー・マゼピンの名前が浮上しています。
彼の息子は現在フォース・インディアでテストドライバーを務めているニキータ・マゼピンです。
また、ドイツの自動車メディアAuto Motor und Sportは、アメリカ人ビジネスマンやニューヨークの投資ファンド、そして現メインスポンサーのBWTなども買収に興味を示していると報じています。
破産した企業の資産は管財人によって売却され、債務の支払いに充てられます。
しかし破産状態でも、事業譲渡は可能です。
フォース・インディアには潜在的な買い手が多くいるので、このまま会社が消滅することはなさそうですが、事業譲渡には債権者の承諾が必要となります。
今後はフォース・インディアの譲渡価格に注目が集まりそうです。
Source: Force India goes into administration – pitpass.com
因縁のリアウイングを再導入したウィリアムズ
イギリスGPでは、DRSを閉じた際に気流が失速する現象が発生し、スピンに悩まされたウィリアムズ。
結局このリアウイングはレースで使われず、2台のマシンは古いリアウイングでシルバーストーンを戦いました。
この因縁浅からぬリアウイングを、ウィリアムズはハンガリーGPで再び導入しました。
「シルバーストーンで我々が抱えていた問題は、これまでのところ一つも見られていない」と語るのは、ドライバーのセルゲイ・シロトキンです。
「フロア周りを少し改良し、ウイングそれ自体のセットアップも少し変えた。とても小さなことだが、それが機能しているように見える」
最高技術責任者のパディ・ロウによると、シルバーストーンで発生した問題の原因は、ディフューザーだったようです。
コーナリング・パフォーマンスを引き上げるべく施した変更が裏目に出て、車を断続的に失速させるような副作用が生じたと説明しています。
Source: Williams reintroduce Silverstone rear wing which caused spins – racefans.net
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